2012年9月29日土曜日

虎との戯れ。


2012年の遅い夏休みはアジアで好きな土地でのんびりすることにした。
いつも通り、バンコクに入ってチェンマイに向かう。今回はLCCのNOK Airを使ったが安い上にCAさんが皆ステキだ。これからはNOKをご贔屓にしようと思う。チェンマイはかつて知ったる土地なので目新しいことははないのだが、メインイベントは2つある。
ひとつはカオソイだ。こればかりは、ココで食べないとカオソイではない。安くて美味い。
もうひとつは虎だ。旅仲間のSさんが先陣を切って行ってきたのだが、かなり楽しそうである。何が楽しそうかというと虎におさわりできるのである。

タイガーキングダム

チェンマイ市内から車を500バーツでチャーターして30分程度の場所にある「タイガーキングダム」は虎専門の動物園なのである。
入り口の案内所にはメニューがあり、
  • Smallest
  • Small
  • Medium
  • Big
の4コースが選べる。もちろん複数選択可能だ。近くには「虎は薬を飲んで寝かされてるわけじゃないよ。」というような説明書きが書いてあった。
各コースで檻が分かれていてお客は檻の中に入って虎ちゃんと戯れることができるようだ。
入場料を支払う時に、「噛まれても文句言わないです。」という誓約書を書かされた。松島トモ子的な事件になっても文句言わないという約束をさせられたことになる。

虎は夜行性なので昼間は( ゚Д゚)ネムヒー
CATじゃなくてTigerだろ!
最初はSmallestで生後3ヶ月の赤ちゃん虎との撮影会。赤ちゃんといっても15Kgもあり、小型犬よりも大きい。4,5頭の虎の赤ちゃんが檻の中で寝転がっていたので、その中の1頭と遊んでみる。赤ちゃんと言っても虎でなので、恐る恐る寄り添ってみたり、足をモミモミしたりして15分くらいの撮影会は終了。

これでも生後3ヶ月

肉球は猫より大きくて硬め

お次はBigコースである。こっちは大人の虎さんなのでかなりビビりながら檻に入った。赤ちゃん虎の檻のスタッフはかなりかる~いノリだったのだが、コッチは流石にちょっと緊張感があるようだが、それでもノリは軽い。
おいらは「でっかい猫」だと心に言い聞かせて檻のそばに寝転がっている猫の横に座り込んだ。どうみても自分よりデカイ。ちょっと獣臭もする。カメラマンの兄ちゃんは、猫の足を持ち上げてみろとか、しっぽ触ってみろとか勝手にポージングをリクエストしてくるので、ビビりながらソレに応えるのであった。

オレより頭蓋骨デカそう・・

ちょっと獣臭い。
係の兄ちゃんに、「今までどのくらい噛まれた?」と尋ねたが、答えは「毎日さ。」だと。笑えない。
今回はSamllest,Bigの2コースを選んだが、一人で行く時は写真を撮ってもらうためにカメラマンを申し込んでおくほうがいい。

ルアンパバーン

今回の旅のもう一つの目的地はラオスのルアンパバーンだ。最初に訪れたのは10年以上前になる。何もないのんびりした町だ。ルアンパバーンは世界遺産として登録されている仏教の町でお寺がそこかしこにある。ラオス名物は毎日早朝にお坊さんが托鉢に歩くイベントらしい。
”らしい”というのは、過去数回ここに来ているが、早起きが苦手なので一度もソレを観たことがなかった。なので今回は早起きして観ようと思ったのだ。朝6時にカメラを持ちながら町中を歩いていると道端の家からお櫃のようなものを持った人たちが出てくる。しばらくするとお寺から吸う順人単位でオレンジ色の袈裟を着た坊さんが一列に並び、持っているカゴにご飯やお菓子を入れてもらいながら歩いてゆく。6時半くらいになるとどの街角でもそんな光景が見られる。100円位でご飯などを売っているおばちゃんがいるので観光客も托鉢に参加できるらしい。このイベントは既に観光化されているようで、観光客も参加できたり、カメラ撮影も自由なようだ。でも、それなりに礼儀やルールがあるので観光客は注意が必要だ。



ルアンパバーンのナイトマーケットも楽しい。何が良いって、飯が安くて美味い。お気に入りは麺類とバイキング形式のご飯、それとシンダート。
麺類はカオソイカオピヤックがお気に入り。カオソイはタイにもあるが、ラオスのカオソイはチキンスープと米麺の上に肉辛味噌が乗っている。ココナッツカレーベースのタイのカオソイとは全く違うのが面白い。カオピヤックはうるち米と餅米でできた麺に片栗粉がまぶしてある。
これを茹でて、野菜を沢山入れたチキンスープで食べるうどんのような食べ物だ。どちらも10000Kip(約100円)で食べられるラオスのファストフードだ。

カオソイ
カオピヤック
バイキング形式の夕飯もこれまた一皿どれだけ料理を盛っても100円という嬉しい安さ。ちょっと炭水化物系の料理が多いのが気になるが美味いから許す。ナイトマーケットの路地に入ると、沢山の大皿に盛りつけられた料理が並んでいる。炒飯、焼きそば、煮物、炒め物、焼き物なんでもある。店を選ぶと中くらいの平たい皿を渡されるので、それに好きな料理を盛り付け10000Kip払う。ラオスの味付けは若干濃い目なので自分の好みに近い味付けなので嬉しいのだ。
この大皿料理を

これだけ盛り付けて100円!!
最後はシンダート。これは鍋料理でなかなか一人では食べられない料理なのだ。暑いラオスで鍋というのもちょっと変だが週末になるとラオスの中級家庭の人たちが集まって、この鍋を食べに来る。面白いのは焼肉と寄せ鍋が合体しているところ。ジンギスカン鍋のようなものの真ん中のところで豚肉や牛肉を焼きながらちょっと辛めのタレを付けて食べる。あわせて焼肉周辺の溝のところにスープを入れて野菜や練り物を入れて寄せ鍋のようにして食べる。量も多いので一人だと寂しいし食べきれない。

真ん中に焼肉、周りは鍋料理