2011年9月22日木曜日

帰って来たぞ@イスタンブール

今日はどうしようか・・、から始まったブルサの朝は取り敢えずバザールを散歩がてら見て周ってから市バスに乗ってイスタンブールに戻る事にした。
ブルサからイスタンブールへは約三時間の道のりだ。10時位のバスに乗れれば、昼過ぎにはイスタンブールに入れる。後の三日間はノンビリ過ごす事にしようと思った。
まだ、ボスポラス海峡まで行ってないし、イスタンブールの夕陽も撮ってない、まだビックリする位美味いトルコ料理にも出会っていないので、それなりにやりたい事もある。
などといろいろ考えているとバスは某港に入った。地図で確認すると、どうやらフェリーで対岸の待ちまでショートカットするようだ。今日はやや曇りなので船上からの風景もちょっと残念な感じだ。船尾にはカモメの大群が飛び回っている。数メートルの至近距離で飛んでいるカモメを久しぶりに見たが、ちょっと迫力があって写真に撮って見た。
なんやかんやしているうちに、フェリーが対岸に到着。そこから少し高速道路を走って、ミニバスに乗り換えてイスタンブールのアジア側のバスターミナル・ハレムに到着した。
すぐそばにエミノニュ行きのフェリー乗り場があるので、2リラでチケットを購入して早速乗り込む。
フェリーからはヨーロッパサイドの街が一望できる。ブルーモスクやガラタ塔など主要なイスタンブールの建物がマルマラ海を隔てて見える。2リラでこの景色を見れるならお得かもしれない。
そうだ、ボスポラス海峡クルーズでもしてみるか・・・。と思いたち、埠頭の発着案内を確認してから旧市街に宿探しに向かった・・・。
いくつかの宿で空き部屋を聞いたが、どこも満室だとのこと。今はハイシーズンなのでしょうがないらしい。とはいえ、極端に安くしてドミトリーっていう年でもないし、あんまり高い宿もなぁ・・・。ある宿で100ユーロの部屋にキャンセルがでたので80リラでどうだ?と言われたので、75まで値切って分不相応な部屋に一泊することになった。宿は快適に越したことはないが、高すぎるのもどうかと思っている。基本的にお湯のシャワーが出て、ACとWiFiが付いていれば合格なのだ。
高級なお湯のでがいいシャワーを浴びて飯を食いに出かけた。トラムヴァイの走るスルタンアフメット駅付近にいくつかのレストランがある。店先に惣菜屋のように料理が並べられていて、選ぶことができる。茄子の煮物とマッシュルームの煮物の二品とピラウ(ピラフ)が乗った一皿とビールを頼んだ。トルコは基本的にエキメッキと呼ばれるバゲットと、スープ、サラダ、ケバブなどの肉料理、煮物がほとんどのようだ。
ケバブもキョフテも食い飽きたが、この煮物は結構美味かった。トルコは野菜が美味しいのだな。チェックをしてびっくりしたのが、この一皿とビールで34リラ!!
地方なら20リラいかない量なのに・・・・。イスタンブールはやっぱり物価が高い。とはいえ、お腹も満足したので、ブルーモスクを眺めながらチャイを飲むことにした。チャイも2リラと地方の倍だ。
ちなみにチャイ、チャイと言っているがふっつうの紅茶なのでそんなに凄い飲み物ではないので誤解のないように。
しばしぼーっとしてモスクを見ていると前の席に二人のアンチャンが座って、タバコの火をくれと話しかけて来た。
何も聞いてないのに、
「俺たちはスペインとイタリアから来たんだ・・・。」
「日本人?どこに住んでる?」
とよくあるコミュニケーションをとって来た。
スペインとイタリア・・・?あれ?イスタンブールに入った日の宿の人が言ってたボッタクリの二人か!?
と一瞬で理解してしまった。以下、その会話。
2人組:「俺達は同じホテルで知り合ったんだ。俺はカルロス、彼はアントニオ。五日間の旅行なんだ。君は?」
私:「10日くらいかな・・・。」
2人組:「タバコの火持ってる?」
私:「タバコ吸わないから持ってない。」
(そもそも火を持ってないことがおかしいよね。話しかけるネタだんだろうな・・・。)
2人組:「東京のどこに住んでるの?新宿?渋谷?」
私:「よく知ってるね。」
2人組:「俺の彼女は日本人なのさ・・・。」
以下エロばなしに突入。無理に盛り上げようとしている。
2人組:「夕飯食べた?トルコのビールはエフェスだね。」
私:「もう食べちゃったから・・・。エフェスは有名だね。」
2人組:「これからベリーダンスを見にいくんだけど、ビール一緒に飲まないか?」

はい。おしまい。

こうやって一緒についていくとボッタクリバーに入って法外な値段を吹っかけられるか、抵抗して殴られるかという顛末になるみたいだ。
会話の隙間を狙って、チャイを飲み干し「バイバイ。」ってな感じでベンチを離れた。
どの国でもそうだが、やはり地方がいい。開発された都会は人間が擦れてしまっているのかもしれない。人を騙して利益を得るような狡猾な奴らが多い。もっともそれに引っかかってしまうほうにも問題はあるのだが・・・。
兎に角あと2日半は、マイペースで行こう。

2011年9月21日水曜日

ババンババンバンバン@ブルサ

昨日ちゃちゃっと遺跡を見ちゃったので、これからブルサに向かう。朝は簡単にパニーニのようなソーセージ入りのトーストと飲むヨーグルトで済ませた。
トルコの食事の安さは以前からビックリしていたが、なんと飲むヨーグルトは0.75リラだった。サンドイッチとヨーグルトで朝ごはんは3.75リラだから150円程度だ。味もしっかりしてるので大満足である。

オトガルでチ予約券をチケットに交換すると、購入したバス会社METROではなく、パムッカレにバス会社が変更され、出発時刻も20分繰上げられていた。アブナイアブナイ。

11時にバスはセルチュクを出発。7時間かけてブルサのバスターミナル到着した。既に夕方の6時。ターミナルはしない方少し離れているようで、黄色い市内バスに乗り換えて20分程度移動する。こにブルサの街は、「地球の歩き方」によると、温泉地という事なのだが、今まで訪れた街より都会だしかなり広い。ひなびた渋い温泉地を想像していたのでちょっと当てが外れた感じだ。とは言えハマムは沢山あるらいしいので今夜は移動の疲れをとるために風呂に入ってこよう。
市内のホテルにチェックインして早速地図を頼りにハマム探しだ。今夜の一件はチャクル・ハマム。入浴、アカスリ、マッサージが付いて35リラ。
まずは個室で腰巻に着替えてハマムに入る。ここはサウナ付きだった。暫くサウナで温まっていると、イスタンブールの時と同じ小太りのヒゲ親父が入って来た。
また、蹂躙されるのか・・・・?
と少々ビビったが、非常に丁寧に身体をミトンで擦ってくれた。身体からは旅の垢なのかなんなの分からんが、かなりの垢が出た。うーん気持ちイイぜ。
更に布袋に石鹸水を泡立て入れた物を身体の上で絞ると泡が身体中を包んでくれる。こういう技はイスタンブールのハマムでは味わえなかった。マッサージも雑だがそれなりに気持ちはイイ。こりゃハマムはいいぞ。明日も来よう。
身体もすっきりして、入浴後の牛乳ならぬチャイで一服して大満足である。

2011年9月20日火曜日

ヘベレケ@セルチュク

パムッカレは今日で最後。昨晩結構いい写真が撮れたので満足しながら朝の荷造りをしてチェックアウトした。
次に向かうは、取り敢えずの土地エフェス。
ここは古代ギリシャの遺跡が残っている土地らしい。多くの日本人の旅行者がここに行きたいと言っていた。あまりその辺に興味がないので、まぁとりあえずどんなもんかな?と思って進路をエフェスの玄関となっているセルチュクにしたわけだ。
パムッカレから、中型バスで3時間弱で到着する。途中、イスラム特有の未婚の男女同席は禁止というルールを知らない欧米人カップルがバスの中でトラブルを起こしていた。
イスラムでは未婚の男女が同席してはいけないという決まりがあるらしい。なのでバス会社でチケットを取るとチケットには男か女かきちんと記載されている。男同士、女同士、家族なら問題ないらしい。でもどうやって結婚してるかしてないか見分けるんだろ・・・。

セルチュクのオトガル(バスターミナル)に到着。取り急ぎ宿を探す。オトガル近くの宿に30リラで一泊することに決定。
宿の親父が言うにはエフェスまでは歩いていけるよとの事なので、歩いていってみたら、これがビックリ40分も歩いちまった。宿の前の道をただひたすら歩くだけなのだか、結構遠い。
エフェスの遺跡に入園するにはこれまた20リラとられる。
よくよく考えると、トルコの遺跡って入園料が高い。これが一番のぼったくりかもしれない。
パムッカレの宿の親父も、「俺も5年もあの中には入ってない。入園料が高いから頭に来てる。」
といっていた。
エフェス遺跡の中は、まぁいろいろ朽ち果てた石の建物がたくさんあるという感じだ。個人的にはなんかピンとこないというか感動もあまりない。なんか物寂しさしか感じない場所だ。
世界史もあまり好きじゃなかったし、タクシーの運ちゃんがオススメする、「聖母マリアの家」というのも特にグッとこない。こう言ってしまうと、興味のある皆さんには申し訳ないのだが、マリアの家といっても、「イエス君の母ちゃんの実家」程度の感覚なので、どうしても行きたいとは思わない。
残念ながら曹洞宗の人なので・・・。キリスト教信者なら物凄く行きたい場所なのだろうなぁ。
ギリシャ神話が好きだったり、世界史が好きだったりするなら非常に楽しい場所なのだろうが、私残念ながら日本史の人なのでした。全てが無機質かつ荒廃的な感じなのでエネルギーを感じない。カッパドキアやパムッカレは自然が作った景観なので迫力がある。この違いはどうしようも無いね。

エフェス遺跡には出口が二つある。メインゲートには帰りのバスはないので注意が必要だ。バスに乗り込むと、40分もかけて来た道のりが数分で片がつく。バスの中で
「この街はもういいや」と思い、オトガルでチャイをすすりながら次の目的地を考えていた。ガイドブックから温泉地という文字が目に入った。その街には多くのハマムがあるらしい。しかもお手頃価格で。街の名前はブルサ。早速バスチケット35リラを購入した。

夕飯の時間。近くのロカンタという食堂に入ってビールをいっぱいやりながら飯にした。ふと、メニューを見るとRAKI(ラク)の文字が・・・。トルコの地酒だ。RAKIは蒸留酒でアルコール度数が40〜50%あるらしい。とりあえず飲んでおけ!という事が重要なので試して見た。グラスに半分くらい継がれたRAKIは無色透明なのだが、水割りにすると白濁する。「ライオンのミルク」とも呼ばれているらしい。味はかなりアルコールのパンチが効いている。一杯飲むだけで結構いい感じになる。
ビール一杯とRAKI一杯で結構いい感じになっちゃった。今日は梯子酒でも・・・。と別のBARに入ると今度はEFES EXTRAを勧められた。ビールで 7.5%アルコール度数はかなり高い。
ビールというより、焼酎の多いホッピーって感じだ。これが大ジョッキで5リラだから安い。かなりお手軽に酔っ払える。
もう、いい気持ちになったので、寝る。

2011年9月19日月曜日

夕陽が目にしみるぜ@パムッカレ

パムッカレの朝も日差しは強いが、ちょっと涼しくてしのぎやすい。宿の簡単な朝ごはんをすませてカラハユットにいって見ることにした。近くのバス停からミニバスでカラハユットまで15分程度だ。カラハユットに何があるのかと言うと、「地球の歩き方」によるとレッド・スプリングと現地で言われいる温泉があるようだ。ミニバスではパムッカレの村を出ると右手に石灰石で覆われたパムッカレを見ながら曲がりくねった道を突っ走る。暫くすると、ヒエラポリスの入り口前に出てそのまま行くとカラハユットの町に入る。
ミニバスではまっすぐな商店街の道に入り終点のバス停となる。およそ15分の移動が2リラであるから安い。バスを降りてその先にあるレッド・スプリングなる場所に行って見た。日本人って温泉があると聞くとむしょうに入って見たくなる。
入園は無料で園内に入ると奥の方にこれまた石灰石でできた小さな棚田と小山があり、その頂上からお湯が湧き出ているようだ。パムッカレの石灰とは違い、こちらは赤茶けた色をしている。どうも水に鉄分が含まれているので紅くなっていることからレッド・スプリングと言われているようだ。
入浴できる場所は・・・と探したがどこにもない。皆靴を抜いでは出しで棚田に入っている。入るといっても足だけの様だ。
湧き出ているお湯は40度以上はある様で、かなり熱い。足湯にはいい感じだが、首まで浸かるということはかなり無理そうだ。
カラハユットの町はほとんど日本人はいない。かなりノンビリしているので、散歩にはもってこいだが、特に見るべきものはなさそうだ、観光で無理にくる場所ではないな。

パムッカレに戻ってきて、白い石灰石の高台を見ると米粒のような人の集団が一直線に並んでいるのが見えた。そうか、今日は日曜日だ。観光客も多いのだろう。人が多いと写真をとるのに邪魔になるので暫くピテというピザのような食べ物を食いながら夕方まで待つことにした。自分も観光客なので邪魔にするのも申し訳ないがしょうがない。

トルコ料理は世界三大料理とか言われているそうだが、この数日トルコ料理を食べたが、そんなにびっくりする程は美味いと思わなかった。一品一品が地味に美味しいとは思う。
食べ物でびっくりしたと言えば、500mlの水が1リラと激安。
あとはエキメッキとトルコでは呼ばれている、バゲットが美味い。中はフワフワで少し甘い。外はパリッとしていて、日本で食べる様なバゲットだと口の中で刺さって痛い思いをすることがあるのだが、それがない。
ケバブ系の肉は日本で食うより少し味が強くて良い。という程度だな。好みもあると思うが、やっぱりタイ料理とか日本料理には勝てないと思った。

昼過ぎから夕方は欧米人が水着で水遊びをする時間の様だ。木陰のベンチで風景を眺めていると、これでもかというくらいビキニを来たダイナマイト級のお姉さんからおばさまが多勢いらっしゃる。彼女たちの凄いところは、写真を撮る度にセクシーポーズを決めるのだ。腰を突き出したり、寝そべってみたり・・・。「どんだけ自分大好きなんだよ」
って分からない様に日本語で小声でツッコんでみたりして暇つぶししている。

4時にパムッカレに登り、木陰で昼寝をしながら夕暮れを待った。夕方は結構涼しくてベンチで寝転がっているといい感じで眠くなる。夕暮れはおよそ19時前後なので三時間もあるので暇つぶしに、いろんな観光客に写真を撮ってあげたりした。
夕暮れを待つまでは結構時間がかかるが、陽が沈むのはあっという間だ。太陽が山の方へ沈み始めると、空が紅く染まり始める。それと同時にパムッカレの棚田に張られた水面も紅く染まる。空も紅、地表も紅くなる。数十分の間のシャッターチャンスに周囲の人たちもバシバシ写真を撮りまくっている。
今日は、昨日と違って雲が出ていたのでこれまた違った夕景を見ることができた。
これでパムッカレはおしまい。明日はあんまり興味がわかないのだが、エフェスというローマ時代の遺跡が多く残っているエリアにとりあえず移動して見ることにした。
あと六日残ってるけど、何しようかな・・・。

2011年9月18日日曜日

パムッカレでノンビリ。

カッパドキアのギョレメ・オトガルを21:00にバスは出発した。今回のバスはかなりゆったり目にシートが設定されていたので、リクライニングもかなり倒せた。もしかすると旅客機のエコノミーよりも快適かもしれない。イスタンブールからカッパドキアまでのバスもそうだったが、乗車すると必ずチャイ(といってもティーパックだが)が配られる。そして十時間をこえる移動の始まりだ。バスの移動はこれで二回目だがラオスなどとは快適さが圧倒的にトルコが素晴らしい。ただ難を言えば道が全て綺麗に整備されていないために多少揺れる。可哀想なのは子供達で必ず道中で一人は車酔いで車内が大変な事になった。

十時間後。バスを乗り換えパムッカレ村に到着。朝七時だ。
とりあえずリュックを背負い、街中を歩いて回ったが何もない小さい村だった。流石に観光地のお膝元なので多少の宿やレストランはある。
パムッカレ名所として知られている石灰石でできた棚田を見にいってみた。目の前に真っ白な高台が見える。入り口で20TLも支払い靴を抜いでは出しで石灰石でできた坂道を登って行く。
道には水が流れていて足元が気持ち良いし、朝日に反射してキラキラ光ってきれいだ。
高台まで登り切ると、あの雑誌やテレビで有名な石灰棚そこを流れ落ちる沢山の青い水を期待していた。
が、水が張っているのは一部の棚田だけであとは水なし。かなりがっかりした。近くに座っていたガイドさんによれば、時刻や隔日で水を貼る石灰棚のブロックを変えて入りのだそうだ。
どうやら石灰棚保護のためだそうでこれからどこに水が流されるのかは警備員も知らなかった。
それでも一部のブロックで満面に水が張られた棚を見つけることができた。水面は薄いブルーで数十ある棚が段々に並んでいる。
まぁこんなもんだろう。写真に撮ればよく見えるはずだ。

宿探しは意外に早く決められた。すぐにでもシャワーを浴びて横になりたい。20ドルでエアコン付きで感じのいいオバさんがやっている宿に決めた。少し昼寝をしてから遅い昼飯にでかけた。近くにはロカンタと呼ばれる食堂はないようで、ケバブ屋かパンケーキ屋くらいしかない。取り合えずミニハンバーグのようなキョフテとEfffesビールで乾いた喉と胃袋のご機嫌とった。

トルコではお茶が安く飲めるが、オレンジティーやアップルティーはほとんどジュースを温めたもののようなので、あまり有難がらなくてもいいかも。

夕方もう一度石灰棚にサンセットを撮りに出かけた。朝購入したチケットは一度きりの入園らしく再度20リラ払わされた。
朝は日本人観光客のグループがどさぁっとやって来ていたが、午後になると水着姿の欧米人ばかりになっていた。確かに石灰石段々畑と青白く濁った水のコントラストを楽しむには朝の方がいいのかもしれない。なんいせよ今日の水の出し方は少ない方で観光客にはアンラッキーのようだ。

夕陽に照らされたパムッカレの石灰棚は淡いオレンジ色に染まり夕陽は紅く山々稜線をくっきり映し出してくれる。
視界に入り切らないほどの風景が紅く染まり夕陽は山の向こうに沈んんで行った。夕陽好きの私にとっては何とも言えないご馳走を食べる瞬間なのである。
この夕陽を見るだけでもパムッカレに一泊する価値はあると思う。

2011年9月17日土曜日

気球に乗ったオジサン。@カッパドキア

十二時間夜行バスのはずが十四時間かかってカッパドキア街ギョレメに到着した。本来ならばバスステーションで待っていてくれるはずの人物も見当たらない。
じゃあしょうがないから、散歩がてら歩き回るか・・・。という訳にも行かないので、ツアーインフォメーションオフィスのオヤジにツアー会社の場所を聞いて向かった。
ボッタクリの味噌がついているので、そんなにツアー自体のコーディネートには期待はしていなかったので、まぁこんなもんだろう。自力でなんとかツアーに合流できた。
カッパドキアは地域の名前らしくギョレメという街が観光の中心になっているようだ。
ツアーは10人位乗れるミニバスで遺跡や博物館を一日かけて観て回る。主に3つのツアーコースがあるらしく、Red、Green、Blueという色分けで毎日やっている。
私は一日目はRed、二日目はGreenに参加したが、お勧めはRedコースの遺跡の街(名前失念)のある高台に登ってカッパドキアの風景を一望できる場所だ。なんいっても見晴らしが良いのは気持ちがいい。崖に作られた住居やとんがり帽子のような変わった岩が全部見える。
Greenコースはちょっと体力が必要。ウフララ渓谷を一時間トレッキングや岩を掘ってできた部屋がある山を登ったり、結構疲れる。幸いカラッとした気候なのでそんなに汗はかかなかった。

カッパドキアでナンバーワンのツアーはなんといっても、気球ツアーだろう。朝五時に集合してミニバスで離陸の準備をしているたくさんの気球の離陸ポイントまで向かう。脇の高さ位まであるバスケットに乗り込み出発だ。私が乗ったのはバスケットが四区画に仕切られている15〜20人乗りくらいの500mまで登って行く。大抵高いところから下を見ると、お尻の穴がキュッとなるのだがこれは以外と怖くないぞ。
陽が登ってくるとカッパドキアの渓谷や岩が朝日に映し出されて綺麗だ。しかも、沢山の気球が上がり始めるとなんとも壮観である。パイロットの兄ちゃんは一度上がり切ると渓谷の中まで降下したり岩肌の側まで近寄ったりとテクニックを披露してくれる。横に乗っていたフランスからのご婦人たちも大喜びだ。気球ツアーはだいたい一時間位で着陸しておしまい。
最後に打つ上げでシャンパンで乾杯する。気球によって値段が違うらしいがだいたい一人10000円前後とのこと。
カッパドキアの朝夕は以外と冷えるので、長袖を一枚羽織っておくと良い。私は無謀にも半袖で参加(ツアー客の中で俺だけ)したのだが、離陸までは確かに寒かった。気球に乗り込めばバーナーの炎で結構暖かかったので助かった。
気球ツアーはお勧めである。
ツアーも終わり、20:30の深夜バスでパムッカレに向かうのだが、バスに乗る前にハマムで汗を流そうと思ったのだが、カッパドキアにはハマムが一件あるにはあるが、高級そうなマッサージスパだったので断念した。
明日パムッカレで温泉に入ろう。

2011年9月15日木曜日

慣れてきたかも@イスタンブール。

朝チェックアウトして海岸沿いを一時間散歩。
旧市街の路地を抜けてマルマラ海沿いを歩くと右手にはアジアサイドの街並みが対岸に見えるる。岸壁にはヒゲオヤジ共が海パンで寝転びながら釣りをしている。
大抵のオヤジは目が合うと「日本人か?」とニヤニヤしながら話しかけてくる。これは客引きではなく単なる挨拶。陽気なオヤジ共だ。すれ違う子供達からも声をかけられる。

ガラタ橋まで歩いて休憩。庶民の食べ物は安い。ホットドッグ(sosisli sandvic)は2TL。ミネラルウォーターは0.5TLと激安だ。
エミノニュ名物サバサンドも食べたが、普通だった。サバだけなら日本の方が脂がのっていて美味い。

やっぱり街中を自分の脚で観て周らないとお国柄もわからないし、面白さも見つけにくい。人のアドバイスも必要だが最後は自分の目と脚で旅は味わうもんだなぁと改めて感じた。

ガラタ橋から丘を登る様に小さな土産屋が並ぶ路地を抜けて行くとグランドバザールになる。小さな入り口を入ると迷路の様に細い道が入り組んだ市場街になっている。まるで地下の迷路に入り込んだみたいな感覚になる。
バザールにはトルコ石で作ったアクセサリーや陶器、絨毯、スパイス、お茶など様々な土産物が並んでいた。個人的には基本買い物はしない人なのでグルリと一周回っておしまい。近くのケバブ屋でランチにした。
トルコのいいところは、どこに行っても安くチャイが飲めるところだ。1ルピーでチャイを出前してくれる。それで数十分は時間を潰せる。なんとお安い休憩なんだろう。スタバもコーヒーTALLサイズが4ルピーなので日本で飲むよりお徳である。
日中のイスタンブールは日差しが強いのでちょっと暑い。海からの風が吹いているとちょうどいいしのぎやすさになる。そろそろ汗もかいてきたので、さっぱりするか・・・。ということで、チェンベルリタシュ駅側のハマムへ。ハマムとは所謂トルコ風呂である。ここは観光客向けらしく入場料は高め。入浴料とアカスリで65TL。ローカルの人が行く様なハマムだと数リラらしいので、かなりお値段高めである。
受付にはちょっと綺麗目なお姉さんがいて、コースを説明してくれた。その後はヒゲオヤジばかり・・。二階のロッカー兼個室脱衣所で布切れ一枚を腰に巻いて一階の浴場に入る。浴場は、モスクのドームのような屋根になっており、真ん中に丸い大理石でできた土俵のような大きな台がある。その上で寝転んでアカスリをしてもらうわけだ。モチロン、ヒゲオヤジにである。湯を浴びながら暫くしていると、やっぱりと思ってしまう位ビンゴなデカイヒゲオヤジが俺を呼んでいる。台の上に寝そべらされ、イキナリ全体重をかけてストレッチをされる。「グェ〜。」と蛙が潰される様な悶絶の声がドームにこだました。オヤジは「ジャポネ?」「グー?」と笑ながら俺の体をいたぶる。意味も無く途中途中で、脚やら背中やらをバシバシ叩く。
優しさのかけらも、癒しも無い。最後は泡だらけになった俺にバケツで水をぶっかけて流す。なんと荒っぽい仕事なんだろう。
と思って、他のひとたちの仕事を観ていると結構親切に優しく背中を流したりしている。
俺だけこんな目にあってるのか・・・。日本人だと思ってバカにしてるのか、遊ばれてるのか・・。まぁ内容的には面白かったが65TLの価値はないかもしれない。

宿で働いている日本人の方から話を聞いたのだが、最近ブルーモスク周辺で自称トルコ人とスペイン人の男二人組が写真をとってくれから会話が始まり、最終的にはビールのみに行こうと誘われボッタクリバーに連れていかれるという被害が多いらしい。
トルコに来られる方は流暢な日本語で話しかけてくる男は無視する方が良い。
ということでこれからぼったくられたカッパドキアツアーにいって来ます。内容が額面とおりならラッキーということで。

2011年9月14日水曜日

イキナリぼったくられるの巻

バンコク23:30発のTK69便で早朝5:30にイスタンブールに到着。地下鉄とトラムを乗継ぎスルタンアフメット地区まで約45分位だろうか。トラムにはスーパーマリオみたいなガタイのイイヒゲ親父がわんさか乗っている。
駅に着くと右手に大きなモスクが見えてくる。ブルーモスクとして有名なスルタンアフメットジャーミーだ。早朝という事もあり人も少ないし、以外に涼しいのでモスク前の公園のベンチで一息付きながら写真をとったりした。後でわかったことだが、ブルーモスクを写真に撮るなら午前中がイイかもしれない。午後のなると逆光になってしまうからだ。と今夕方の6:00にブルーモスク前のベンチで1ルピーのチャイを飲みながら日記を書いている。
今日は色々あった。大抵初めての国だと現地の人達との距離感で困る。トルコ人はかなり距離感が近い。真っ先に近づいてくるのは、日本語の流暢な絨毯屋である。これはビジネスじゃないよ、フレンドシップだよ。とキサクに話しかけてくる。アジアでも大抵このての人達は商売なので無視するのだが、トルコ商人はしぶとく食い下がってくる。果ては商売じゃ無くこれからの旅が楽しくなる様にアドバイスするからとか手を変え品を変え話かけれくるのだ。
思えばキチンと断る術を持っていれば良かったと改めて思う。店で一緒に朝飯を食おうから始まってカッパドキアにはツアーのほうがイイから手配してやるとか、商売に直接関係のないサービスをあれこれしてくる。
「色々やって貰っても絨毯は買わないよ。」
と言うと、そんな事は関係ないこれはフレンドシップだと押し付けてくる。これの繰り返し。だんだんと思考能力が落ちてくる。
最終的には絨毯を見せられ、こんなにいい品物なのになぜ今買わない?とか、買わないって言ってる人ほど買うんだとか、かなり強引な売り方を結局してくる。

全く買うつもりは無いが、これだけアレコレ理由をつけて売るってのも営業魂があるなぁと関心はした。
後で調べて解ったのだが、彼らに紹介されたカッパドキアツアーも10000円ほどボッタくっているそうだ。申し込んでからでは後の祭りではあるが、大抵初の国での洗礼でぼったくられるのはあるので、勉強代として納得するしか無い。

俺とした事が・・・。
ホーチミンでも似た様な事あったじゃ無いか!!
自分が情けなくなってきた。

しかし、カッパドキアへ行くならツアーの方がいい事は間違いないらしい。エリアが広い上に交通機関もほとんどないため、移動に時間がかかるそうだ。なので1、2日で周りたい人にはツアーのほうが効率的なんだそうだ。

一人で旅をしていても刺激も無いし寂しもんだが、地元の人に近づくといい事もあるが悪い事もある。これはどこの国でも同じだが、基本自己責任なので失敗もあるし嫌な気持ちにもなったりする。命が危ないとかではなければ、知らなかった自分が悪いのだ。

やはり、行き慣れた国とは違う。到着して一日目ではあまりトルコという国自体が好きにはなれなかった。
全体的に親切なのだが、遠慮という考えがなさそうだ。なので本当に信用できる人かどうかの見極めが難しそう。

ちょっとこの国との付き合い方もわかってきたので、明日は楽しめそうだ。と思う。

2011年9月8日木曜日

Macサイコー。

先日、4年前に購入したWindowsマシンがぶっ壊れて電源入れても起動しなくなった。
No PC No Life
なので、速攻ヨドバシカメラへ。以前からWindowsマシンに不満を持っていたのでなんの迷いもなくiMacを購入した。しかも27インチモデルだ。
何が良いって、システムブートとシャットダウンが異常に速い。当たり前だがGUIの操作性も最高。付属のキーボードとマウスも意外に使いやすい。ディスプレイも非常に綺麗。なんと素晴らしいのだiMac君。
買ってよかったと毎日実感してしまう。
初期インストール状態で普段使うようなほとんどのソフトウェアは導入済みだが、Docのセットアップや画像処理ソフトなどのフリーソフトを試しては削除して、気に入ったら使い込むというくり返し。

バックアップ用にWindowsマシンで使っていたUSBディスクをつないでTime Machine用にしてみた。あまりデータを戻すことはないと思うが、リストアの時の画面まさにタイムマッシーンでこれまたかっこいいぜ。

そのソフトでも気に入ったものをリストアップしておこう。

Mac用地デジ対応TVキャプチャーソフト:m2TV
これはMacで地デジを観るためのチューナー(GV-MACTV)のビューアソフト。
ちょっといけてないのは、チューナー自体がMacOSの32ビットモードでしか動作しないこと。しかたないのでTVを観るときはシステム起動時に'3'と’2’のキーを押しながら立ち上げている。更に他のスクリーンキャプチャ系ソフトが同時に動いていると落ちるので残念。画像は綺麗。


画面キャプチャソフト:SimpleCap
ブログや撮ってきた写真の一部だけ切り出したい場合に使っている。画面全体やアクティブウィンドウ、指定した範囲などでのキャプチャが可能。



高速ストリーミング録画:Jaksta
YouTubeなどのストリーミング動画をダウンロードして、iTunesに登録している。
ダウンロードスピードも結構速くて便利。


SNS統合クライアント:TweetDeck
iPoneで使っているSNS系ソフトのデスクトップ版。Twitter, Facebook, LinkedIn, foursquareを統合できるので便利。



動画再生ソフト:VLC media player
MacOSにはQuickTime Playerが標準でインストールされているが、早送りなどで見たいところまでジャンプするのにはちょっと向いていないので、使っている。長編動画でもゲージをスライドさせれば、見たい部分まですぐにジャンプできるので便利。

Google日本語入力
”ことえり”だと(・∀・)イイネ!!とか変換で絵文字が出てこないので採用。変換も結構お利口さんである。




エンコーダ:HandBrake
DVDなどのISOイメージをMP4などのファイル形式に変換する。ライブなどのDVD映像をMP4にしてiPhoneに入れて楽しむために使おうと思っている。




Microsoft Office 2011 for Mac
会社の激安プログラムで購入。


2011年9月2日金曜日

連絡事項:中澤君へ

先日iMacを購入してiPhoneと同期したらアドレス帳のデータ間違って消しちゃいました。
どうしても中澤君、君に連絡とりたいのですが全く連絡先がわかりません。
このブログみたらメールでもいいので連絡ください。
アドレスは、
woothai1204@gmail.com
です。念のため。