2013年5月6日月曜日

ヤンゴンにて。


バンコク・ドンムアン空港からAirAsiaで約1時間のフライトでミャンマーの元首都だったヤンゴンに到着した。
空港は六年前とは殆ど変わらず小奇麗だった。少し観光用の看板が増えたかな・・って感じはした。ヤンゴンは湖側のアップタウンとスーレーパゴダを中心としたダウンタウンに分かれている。そのダウンタウンまでタクシーで10ドル払って30分くらいで到着する。道は相変わらず舗装しているとはいえガタガタしていて道中快適とはいえない。
まずは明日、鉄道でマンダレーまで行こうという計画だったのでチケットを買いにミャンマー中央駅までタクシーで向かってもらった。駅もこれまたJRさんとは違ってこ汚いし、これが本当にミャンマーの首都の中央駅か?と思うほどオンボロである。チケットオフィスで確認すると、明日以降の予約分は線路の反対側の別のオフィスだと言われたので渋々と歩いて向かった・・・・。

ダウンタウンのシンボルの「HITACHI」をデカデカと書かれたサクラ・タワーの側に、これまたオフィスか?と目を疑ってしまうような様相のチケット予約センター?があった。
窓口で明日の12時発のマンダレー行きの夜行寝台列車を聞くと、今あるのは朝6時発と15時発の2本だけだという。15時発は恐らく夜行寝台だと思うのだが、もともと12時発で考えていたので予定が外れてしまったことがショックで、チケットを購入するのをためらってしまった。
取り敢えず、気を落ち着かせて宿を探して一服してから明日どうするか決めようと思い、街中を荷物を背負って散歩がてら歩きまわることにした。ガイドブックなどにも書かれているが、最近の民主化の波で海外からの旅行者、ビジネスマンが増えたためにホテルの価格が上がっているらしく、中級クラスの宿はほとんど$70~90くらいと高いので、どうせ一泊だからってことで安宿の「BeautyLand2」に$30で投宿を決めた。
一応、エアコン、無料WiFi、ホットシャワー完備という話だったのだが、WiFiは繋がらないし、繋がっても遅い、シャワーはお湯は出るけどタオルがベタベタして気持ち悪い。10年前の俺なら、まぁ我慢できたんだろうが居心地のいい生活に慣れてきてしまったのかこういうのはちょっと我慢できなくなってきているみたいだ。

列車にするか、飛行機に切り替えるかはたまたバスにしてみるか・・などとモヒンガーを食べながら値段と所要時間と辛さを秤にかけて検討してみた。列車だと15時間で取り敢えずエアコン付き車両があって$50らしい、バスはVOLVO製や日本製のリムジンバスで同じくらいの時間がかかる、値段はまぁ安いだろう。飛行機は1時間程度で$108だった・・・・。ヤンゴンの日中はかなり暑い。しかも湿度がかなり高い・・こんな中でエアコンが効くかも分からない縦揺れガンガンの列車で15時間もいるのかと思ったら日和った。飛行機に決定。今日は日曜日なので航空会社はお休みらしく明日いらっしゃいと代理店のおばちゃんが教えてくれた。大人になっちゃうと結局はお金で楽を買っちゃうのね。と少し反省したりもするわけであるが、楽な方に心が動くのは仕方ないことだと納得もしたりする。
ヤンゴンの夜は相変わらず暗い。街灯の明かりも少なく暗い。これまた相変わらず道端に椅子とテーブルを並べた屋台で大人たちがチャイやコーヒーを飲みながら談笑している。六年前と変わらないヤンゴンだった。民主化して多少は明るい街になったのかと思っていたがまだまだのようだった。”HITACHI”とデカイ看板を掲げているサクラ・タワーを背にまっすぐ道を進むとスーレーパヤーがまっ金金にライトアップされている。ヤンゴン・ダウンタウンのもう一つのシンボルだ。パゴダの周囲には家電屋や手相占い屋が並んでいてちっさいアキバ感を出している。みんな暇そうだった。二回目のヤンゴンだったが、街的にはあまり風変わりしていなかったので若干ホッとしたのだが、観光地としてはマダマダなんだろうなと思う。飯を食べるにも入りづらい店が多いし、何を売っているかよくわからん店が多すぎるし、若干物価が高くなってきている感がある。
唯一有りがたかったのは変わらない味で出てくる一杯300チャット(約30円)のチャイだった。
そんなチャイを飲みながらのんびりしている時に二人組の人のよさそうなミャンマー兄ちゃんが寄ってきて話しかけてきた。どうやら友人から送られてきた電子メールが読めないので代わりに読んでくれないか?という事だった。メールを印刷した紙を渡されたので目を通してみるとどうやらローマ字で日本語が書かれているようだった。内容は日本人の友人らしき人が電話番号を教えてくれというものだったので、その通りに教えてやると流暢な日本語で「なるほどなるほど」と受け応えする。ほんとに読めないのか怪しい・・・。と思ったら、「夜遊びは好きか?お礼に案内するよ」ってな感じで誘ってきた。やっぱりね。メールは会話を始めるためのドアオープナーでしかない。おかしいと思ったのはメールの印刷なのに送信元のアドレスとか自分のアドレスがマジックで塗りつぶしてあったし・・・。こういうポン引き兄ちゃんがヤンゴンにもいるんだね。これで付いて行ったりすると怪しい酒場とかに連れて行かれて間違いなくボラれる。「夜は早く寝るから、夜遊び興味ないよ」と、彼らの誘いをあっさりと切り捨ててたら、スゴスゴと引き上げてくれた。ヤンゴンの夜は早い。10時もすぎれば屋台も撤収モードだし人気も少なくなる。なので俺ももう寝る。

2013年5月3日金曜日

GWは海外で!!

久しぶりのブログ投稿なんだけど、ネタはまたもや海外旅行でございます。ゴールデンウィークの後半と数日間の有給をくっつけてミャンマーに行ってみようと画策したのです。
まだ、転職して4ヶ月程度なのに連休とっちゃってすみません。としか言い様がないっす。
羽田空港もGWのど真ん中なので旅行客がわんさかといらっしゃるかと思いきや、結構ガラガラな状態でございます。深夜0時発のNH1073便でバンコクに向かうんですが、ちょっと早めに空港に来てVISAのラウンジでのんびりしております。

ちょっと心配なのが、自分、血圧が高くて薬のお世話になってるんですが、その薬を忘れて来ちゃいまして、どうしたもんかと・・・。まぁ南の国なので温かいので急に血圧が上がるってことはないかもしれないのですが、結構心配だったりして・・。
少なからずタイや隣国の食習慣に習って小食にしてダイエット的なことでもしないとイカンかなぁと思っております。散歩もしないとね。

明日バンコクに入って翌日にはエアアジアでミャンマーのヤンゴンに向かいます。その後は数日後にマンダレーからバンコクに帰ってくるということしか決めてません。
久しぶりのミャンマーはものすごく楽しみです。乞うご期待!!

2012年12月18日火曜日

孤独の胃袋(8)博多でも名物イッキ食い

さてさて、熊本から九州新幹線「さくら」で40分くらいで博多駅についてしまいます。便利ですね。博多に来たら胃袋的は馴染みの「割烹 川田」に向かえと言ってきます。この時期だとやっぱりフクですね。焼酎のお供に「フク刺し」と「白子炙り」を頂きます。
フクはやっぱり皮がうまか~です。あのモチモチした食感がたまりません。
やっぱり「ふく」
白子も炙って風味がよいです。口の中でトロッととろけます。
トロッとしてますよ
川田の女将さんも相変わらず気風が良くて、お元気そうで何よりです。
そして川田と言えば、「エビのバチバチ」です。エビを生きたまま白ワインに入れて酔っ払わせて生のまま頂きます。エビのプリプリな食感とほんのり白ワインの風味がついていて(゚д゚)ウマー。
白ワインの中でもだえ苦しむエビ達
頂きます。
さぁ、九州の旅最後の締めは「水炊き」ですよ。お店は冷泉公園そばの「いろは」さんです。博多でも有名なお店のようで多くの芸能人のサインが店いっぱいに飾ってあります。
宮崎・高千穂産の赤鶏を8時間かけて煮だした白濁鳥スープをまずは湯呑みに入れて、塩と柚子胡椒で楽しみます。
鳥スープは(゚д゚)ウマー

あぁ、五臓六腑に染み渡る」ってのはこういうことですよ。上品の鳥の出汁が胃の中に広がります。(゚д゚)ウマーと言うより、ε-(´∀`*)ホッとしますよ。
鳥スープには特製つみれと野菜が入ります。鶏肉は柔らかで(゚д゚)ウマーです。
ポン酢も自家製でキツくない優しいお味です。
鳥スープで作ったおじやもサイコ~。
ε-(´∀`*)ホッとする味






2012年12月17日月曜日

孤独の胃袋(7)熊本で名物イッキ食い

藁製くまモン。阿蘇山をバックに・・。
先日、二泊三日で熊本〜福岡を旅してきました。だいたいこの頃は海外に出てしまうんですが、たまには国内を廻って”うまかもん”食べようと一路九州へ。
昼前に阿蘇くまもと空港に到着、レンタカーで肥後牛でも食べようと南阿蘇へ向かいます。肥後牛は別名「あか牛」とも言われているようで阿蘇のブランド牛らしいですよ。空港から30分位で目的の「白水乃蔵」さんに到着。一見、民家?と思いましたが”商い中”と看板が出ています。かなりしぶーい店構えです。

白水乃蔵さん、手作り感満載です。
おお!昔懐かし「だるまストーブ」ですよ。
手作り感満載の店にはまだお客さんは入っていません。店員さんもひとりオバサンが懐かしいだるまストーブに薪をくべています。
早速、メニューにある「特上肥後牛定食」をお願いして、お茶を飲みながら飯を待ちます。店内には我々のためだけにこれまた懐かしい昭和のフォークを流してくれてます。店内には、またまた超懐かしい昭和フォークのEPレコードのジャケットが貼られています。店長さんの趣味なんでしょうかね。などとストーブにあたりながら店内の雰囲気を楽しんでいると、やってきました肥後牛です。
肥後牛と地元の野菜セット
テーブルに置かれた炭で焼いて頂きます。定食なので小鉢と「だご汁」がついてきます。
だご汁は関東で言う「すいとん」の入った野菜たくさんの味噌汁なんです。ほっとする味です。さてさて、お肉が焼けてきたみたいですのでいただきましょう。
ニクニクしい歯ごたえのある肉
よくある美味しい肉ってきめ細やかなサシが入っていて、柔らかくて口に入れると溶けちゃうって表現をしますよね。この肥後牛は噛みごたえがあるニクニクしい奴です。噛んでいくと嫌味のない甘みのある肉汁が口の中に広がって(゚д゚)ウマーです。なんか九州のパワーを感じます。野菜もひとつひとつ深い味わいで甘みがあってこれまた(゚д゚)ウマー。やっぱ、地の物はいいですね。

さて、熊本の夜はご存知の馬肉ですよ。お店は「菅乃屋 上通り店」さんです。熊本の地元の人に聴いても、地元の人が通うようなどローカルな馬肉屋さんてないらしいです。やっぱり観光客相手がメインなんでしょうね。店は小奇麗で店員さんの応対も素晴らしいですね。早速、「馬刺し」からいってみましょう。
珍しいのは「タテガミ」、「フタエゴ」なんてのも出てきますよ。馬特有の後味の美味さと、やっぱり新鮮なのが一番ですね。
上段左から二番目がフタエゴ、下段真ん中の白いのがタテガミ
ご一緒したmomotoshiさん曰く、馬肉を食べる地方は熊本の他にも東北地方、長野とかあるようですが、ここ「菅乃屋」さんの馬肉が一番美味いとのことですよ。このお店は直営で馬牧場を経営しているらしいので、毎日新鮮な馬肉が出せるらしいです。
併せて定番の「辛子蓮根」、「一文字ぐるぐる」も箸休めにおすすめです。
ご存知「辛子蓮根」
「一文字ぐるぐる」
締めは、「馬肉のハリハリ鍋」なんです!!使っている部位は「上フタエゴ」です。かる~く出汁にくぐらせて肉がピンク色になったくらいで頂きます。
ス・テ・キ
かる~くしゃぶしゃぶします。
(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー
刺身よりも後味があま~い。うまか~。やっぱり馬肉はうまか~。
その他にもご当地名物「いきなり団子」とかもあるので熊本に行ったら食べてみてくださいね。
「いきなり団子」
あ、そうそうもう一つ忘れてました。熊本では弁当と言えば「お弁当のヒライ」なんだそうですよ。東京でいうところの「オリジン弁当」みたいなもんですね。そこの「ちくわサラダ」というのが、これまた有名らしいんです。オイラも竹輪にキュウリを入れてサラダに入れることがあるんですが、そういうことではないらしんですよ。九州新幹線の熊本駅に「お弁当のヒライ」さんがあったので試してみましたよ。

熊本でお弁当と言えば、「お弁当のヒライ」
見た目はちくわ天なんです。どこがサラダなんだ??と思ってしまいそうですが、一口食べると・・・、中にポテトサラダが入っていますよ。味はそのままです。
「ポテサラ入りちくわ天」だと思います。








2012年12月9日日曜日

孤独の胃袋(6)お祭りの屋台メシ

今日は武蔵関名物の「関のボロ市」の日なのであった。駅の北口には数百件の屋台が並び多くの人で賑わう12月恒例のお祭りなのである。

とは言え、屋台の売り物はだいたい決まっているわけで、お好み焼き、たこ焼き、焼きそばなどの炭水化物系から始まりイカ焼き、べっこう飴、リンゴ飴、チョコバナナ、最近ではシャーピンなる中華お焼が人気のようだった。
特に屋台街の西側の入り口にあったロクに看板も出していないシャーピン屋は数十人の行列を作っていた。毎年決まって買いに来る有名な屋台らしい。

長蛇の列ができてるシャーピン屋
こんな日くらいは屋台で飯を調達するのもいい。100円の甘酒を飲みながら屋台を物色してみたりする。鉄板焼き系の食べ物はだいたいどこも似通っているので屋台の活気とか美味そうに陳列しているかとかで吟味をしてみた。
まずダメなのがタバコを吸いながら売り物のそばでぼーっとしてる屋台。なんか不味そうだ。もちろんお客が集まってない屋台もダメ。
数回屋台通りを往復して妥協したのが「富士宮やきそば」だった。焼きそば系屋台ではノーマルな焼きそばもあったが、食べたことなかったので取り敢えず的な感じで選んでしまった感が強かった。
冷えた焼きそばは不味いね。(+д+)マズー
家に持って返った焼きそばは既に冷えていて麺はカピカピになってた・・・。

保険的に用意しておいた「銀ダラと大根の煮物」は甘じょっぱくて美味かった。
やっぱり自分で作った方がいい。
上出来!! ъ(゚Д゚)グッジョブ!!


2012年12月2日日曜日

孤独の胃袋(5)東小金井の宝そば

12月に入って、とうとうオイラも無職になっちまった。といっても、自分から望んでなったので文句も言いようがないけど、結構暇だったりする。
毎日、明日は何を食べようか?
なんて考えながら過ごしていたりするわけだが、今日の昼飯は三鷹のベトナム料理屋でフォーでも食おうかとバスに乗って三鷹に向かった。バスの中で会社に入社した頃のことや楽しかった寮生活のことを思い出していた・・・。

入社当時は八王子の集合寮で一年ほど過ごし、その後東小金井のワンルームで5年位過ごしたんだっけ??なんて思い出しながらバスに揺られていた。
ふと、「油そば」が頭に浮かんだ。油そばは小金井市、武蔵野市周辺が発祥の汁なしラーメンなのだが世間で有名になっているのは、「ぶぶかの油そば」のような太麺、味濃いめの油そばだ。

オイラの住んでいた東小金井にも油そばを食べさせてくれる店が幾つかあったのだが、その中でも「宝華宝そば」は植物性油を使ったサッパリ系の油そばなのだ。恐らく油そばといっても、全く違った印象を持ってしまうほど味が違う。宝華でしか食べられない味なのだ。

東小金井時代には足蹴く「チャーハン宝そばセット」を食べに行ったものだ。
急に懐かしくなってきたぞ。

あ〜、「宝そば」食いたくなった・・・。

もうこうなると、フォーじゃなく宝そばに腹具合がなっちまったので三鷹駅から中央線を使って東小金井駅まで向かってしまった・・・・。
東小金井駅の南口の直ぐ側にお目当ての「宝華」がある。相変わらず、店先に行列ができている。

ここは麺類だけではなくて炒め物もかなりレベルが高くて美味いのだから、しかたがない。ほとんどの客は3〜4人位で来るので席が空くまで時間がかかるのだが、一人客であればカウンターが空けば直ぐに座らせて貰える。ラッキー。



じゃーん。これが「宝そば」だ。
なんと、15年ぶりの再会なのである。醤油ベースのタレと油をかき混ぜてネギ、カイワレ、シナチクと一緒に麺を喰らう。
(゚д゚)ウマー
味は今も変わりないのが嬉しいね。3分の1を食べたらラー油をかけ、また3分の1食べたらお酢をかけて味の変化を楽しめるのも嬉しい。大盛りでも良かったなぁ。
時間をかけてまで、東小金井まで来て良かった。正解。
次は、「南国炒飯を食べてやろう」と心に誓って東小金井を後にした。



2012年11月25日日曜日

孤独の胃袋(4)自宅でシチュー

私事で恐縮ですがこの度、退職することにしました。
って文章を今月に入って何回書いたか分からなくなってます。そう、22年間お世話になった会社を辞めて転職をすることに決めたのです。転職するかどうかについては3年位悩んだ結果の「」っていうタイミングがあって決断したわけなのです。

そんなわけで、現在有給消化中で時間があるので太り気味の状態や疲れっぽい体調を改善すべく12月一杯は「生活改善月間」と銘打って、食事と運動を中心にメタボ状態から脱出する計画にしました。
なので毎日30分以上は近くの公園をジョギングしながら紅葉を楽しんでから、夕食の材料を買い込んで、なるべく自炊しようとしております。

近くの公園の紅葉も綺麗。特に銀杏の黄色が好きなのです。銀杏の落ち葉で真っ黄色になった遊歩道を走ると結構楽しいのです。
「さて、今夜は何を食おうか・・。」
ジョギングをしながら、独り言で自分自身に相談してみると、
「寒いし、なんかトロミのある暖かいモノが食いたいぞ。」
と、おっしゃっていらっしゃるようです。

なので、今夜はシチューです。ちょっとアサリを入れてクラムチャウダー風にしてみました。
野菜を入れすぎたので、クラムチャウダーっぽくないですね。(笑