2012年4月30日月曜日

あぁ・・ビエンチャン。

パークセーからラオス航空のプロペラ機で小一時間でラオス首都のビエンチャン到着する。約一万円。機内食は相変わらずランチボックス型で、中にはこれまたバンズと何の肉か分からないパティだけの超シンプルなハンバーガーであった。
実はビエンチャンの空港に降りたのは今回が始めてだったりする。恐らくツクツクなどはおらず、白タクなのだろうと思っていたが、やはりそうだった。市内まで$7らしい。市内にはナンプ広場というナンプ(噴水)のある公園があり、周囲にレストランや宿のあるので、いつもこのナンプへ行ってもらうようにしている。ナンプ広場の周りには噴水をとり囲む様に西洋風のレストランが建っていて、如何にも旧フランス領だった感が出ている場所なのだ。ところが広場自体が緑のトタンで塀が作られており工事中になっていた。
周囲の店は殆どが休業している。ビエンチャンらしい光景が見れずに残念だ。今日の宿を決めてから心配だったメコン川沿いを見に行った。何が心配だったかというと3、4年前から河川工事が行われてメコン川の自然な川の風景が失われているのではという心配がずっと心の中にあったのだ。
5年以上前だったか、その頃は目の前までメコン川の流れが来ており、ビアラオマークの船が停泊していた。夕陽もメコン川に沈むような感じで見る事ができたのだ。その丸い真っ赤な太陽がゆっくりと川向こうに沈む風景が物凄く心に残っていた。
どもろが、目の当たりにしたのは河川敷の公園とその先に少し高台になっている遊歩道。河川整備が終わってしまったらしい。もはや昔のいい感じのビエンチャンではなくなっていた。
どうやら韓国の援助でこの工事が行われたらしい。確かに川の氾濫を防ぐために高台を作って河川整備をするのはわかるのだが、なんの風情も無くなってしまった。
がっかりした気分でビアラオを飲みながら夕陽を待った。夕陽は丸くて真っ赤だった。乾季なので川も痩せ細っているので川面に夕焼けが映えることもなく静かに沈んでしまった。

2012年4月28日土曜日

パークセーなう。

13:05発のラオス航空QV223は定刻通りに20数人を乗せて二機のプロペラをぶん回しながらスワナブーム国際空港を飛び立った。目的地のパークセーまでは一旦、スワナケートを経由しておよそ2時間半程度で到着した。現地は横殴りの大雨、飛行機はボーディングゲートと直結していないので、タラップを降りて徒歩で建屋まで向かう。昇降口で傘を貸してもらったがあまり役に立たなかった。イミグレで入出国カードを記入してから窓口でスタンプをポーンと押してもらう。待ち行列もなく非常に快適な入国だった。空港出口にタクシーという気の利いた乗り物はなく、タクシーサービスをやっている白タクに目的地を言って連れて行ってもらうことになる。どのホテルに泊まるかは現地について探そうと思っていたのだが、この大雨なのでそうもいかない。仕方なく、ガイドに載っていた「パークセーホテル」に連れて行ってもらうことにした。タクシー代は壁に貼ってあった。80,000kipだという。日本円にして約900円くらいする。高いなぁ。車まで雨に濡れないように(濡れちゃうけど)ダッシュで向かって乗車して出発。
パークセーホテルはこの街でも大きめなホテルで内装も綺麗だった。一泊25ドルなので即決した。
雨がやんでちょっと街中を散歩してみたが、案の定なんにもない。一時間程度の散歩で大体街中は把握できてしまった。この街に長居する必要はなさそうなので、明日からの行動を考えた。初めはホーチミンへ飛行機で向かおうかとも思ったが月曜まで便が出ていないらしい。ではもともと行こうと思っていたビエンチャンは?と言うとこれまた二日後の日曜日でないと席がないと言われた。
全体の日程から考えるとビエンチャンが妥当なセンだと考えたてチケットを手配した。
となると、明日する事を菅がる事になるわけだ。
ロビーのツアーデスクで明日の行動を決めるために色々聞いたのだが、パークセーからの主な観光は二つある。一つは世界遺産に登録されたワット・プーという寺院。もう一つはメコン川にある滝と島々のある地域。ここは通称ピンクイルカと言われている川イルカが見れるという。値段を聞いてびっくり。どちらも一日の旅程で2万円近いお値段である。ワット・プーは片道1時間位で近いらしいが、この数日はグループツアーがないらしく個人で車をチャーターするしかないそうだ。滝の方も同じツアーなし。車をチャーターすると25000円くらいになる。こっちもどうしても行きたいってわけじゃないので、そこまでは払えない。ごねてたら、じゃあワットプーにツクツクで行けば$50だと言われ仕方なくそれで妥協した。
それでも高いけど・・・

見知らぬ土地へGO!

丸一日のバンコクでの暖機運転も完了して、さてこれからどこに行こうか?と考える時間をとってみた。今回はラオス、ベトナム辺りを攻めてみようと思っていたのだが、以外と9日間の休暇ではバタバタし過ぎて三ヶ国を周遊するには時間がなかった。ラオスでは主に南部の街を狙っていた。そこからホーチミンに抜けられないかと考えていたのだが、陸路だと移動だけで一日終わってしまう。飛行機だとラオス〜ベトナム間の路線はあるにはあるが、隔日運航だったりして便が悪い。
なんやかんやで、パークセーというラオス南部の街に行ってから後の事は考える事にした。ラオス航空で片道B5700少々お高い。
取り敢えず、明日の行動も決まった事だしノンビリと足マッサージでもしてから昼寝と決め込んだ。今日のバンコクは気温40度という事だから外出は避けたい。暑いから。
夕方からはバーが営業を始めるのでHappy Hourを狙って安いビールを飲みに出かける。一本で一時間位時間を潰せるのでお得なのだ。暫くすると、同じようなスケジュールでバンコク入りしていたmomotoshiさんと合流して夕飯をいただく事にした。その後はバーをまたまた梯子して飲んだくれるのである。
こんな毎日が続くと楽しいったらありゃしないよなぁ。

2012年4月26日木曜日

はやめの大型連休スタート。

まだ、GWに入っていないというのに成田空港チェックインカウンターには長蛇の列ができていた。ANAであれば自動チェックインができ、するっと出国できちゃうんだが今回はタイ航空なので長蛇の列の一員に加わるしかなかった。カウンターにたどり着くま20分程かかってしまった。今日は満席らしく、都合よく通路側のシートをとると言うわけにも行かなかったので、「しょーがない、機内映画でも観ながら寝るしかないか。」と6時間の使い方妥協をした。
TG641便は10:30に搭乗を開始した。おいらの席はボーイング747の後方の真ん中の4席ブロック。このシートポジションはあまり好きではない。トイレなどの出入りで気を使うし、なんと言っても横にうるさいオヤジとか圧迫感満載の欧米人、オイニーツイキーなアラブ、インド系の男どもに挟まれたら地獄なのである。今おいらの両脇のシートは空いている・・・。
どんな奴がご着席されるのかドキドキもんである。このオヤジか?こいつか?入口ドアが閉まるまで落ち着かない。
なんと両側に座っていただいたのは、30代前半かと思われるタイ人女性であった。ラッキー。これからの道中楽しそうだと半ば喜んでいたのだが、結局、楽しい会話も何もなくお互い爆睡してしまっていた。
ゴールデンウイークの影響なのかイミグレにも長蛇の列ができている。けっこうゲッソリさせられる。って言っても自分もその列の一員になっているのだから文句の言いようもない。
バンコク・スワナブーム国際空港からエアポートリンクでマッカサン駅を経由して常宿の「BANGKOK INN」に到着。なんと部屋が一部屋しか空いていないとの事。これまたGWの影響なのか??このお世辞でも素敵とは言えないオンボロホテルでも満室に近いというのは、かなりの旅行者がバンコクに入ってきているということなのだろう。B990で空いている一部屋を借りて取り敢えずホッとした。
おいらの場合、旅の一日目はリハビリになってしまう。昨日までの日本での煩わしいお仕事の事を全て消し去るのに直ぐに切り替えが出来ないのだ。丸一日かけてバンコクで「マイペンライ状態」に気分をゆっくりと変えて行く。
まずは2時間のマッサージで体を癒してから、街中に繰り出す。夕飯はちょっと豪華にエビと卵のカレー炒めと炒飯。シンハー一本でかなり気分が良くなってきた。南国特有のまとわりつく暑さとカレーの辛さでビールもすすむ。お腹も満足したので飲屋街へ散歩がてら向かって2件ほど梯子酒してたら早朝発の疲れが出てきて現地時刻の深夜12時には眠くなってしまった。ま、バンコクでの旅の初日はいつもこんな感じで終わるのであった。



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Hiroyuki.Ueno