2012年11月25日日曜日

孤独の胃袋(4)自宅でシチュー

私事で恐縮ですがこの度、退職することにしました。
って文章を今月に入って何回書いたか分からなくなってます。そう、22年間お世話になった会社を辞めて転職をすることに決めたのです。転職するかどうかについては3年位悩んだ結果の「」っていうタイミングがあって決断したわけなのです。

そんなわけで、現在有給消化中で時間があるので太り気味の状態や疲れっぽい体調を改善すべく12月一杯は「生活改善月間」と銘打って、食事と運動を中心にメタボ状態から脱出する計画にしました。
なので毎日30分以上は近くの公園をジョギングしながら紅葉を楽しんでから、夕食の材料を買い込んで、なるべく自炊しようとしております。

近くの公園の紅葉も綺麗。特に銀杏の黄色が好きなのです。銀杏の落ち葉で真っ黄色になった遊歩道を走ると結構楽しいのです。
「さて、今夜は何を食おうか・・。」
ジョギングをしながら、独り言で自分自身に相談してみると、
「寒いし、なんかトロミのある暖かいモノが食いたいぞ。」
と、おっしゃっていらっしゃるようです。

なので、今夜はシチューです。ちょっとアサリを入れてクラムチャウダー風にしてみました。
野菜を入れすぎたので、クラムチャウダーっぽくないですね。(笑

2012年11月11日日曜日

孤独の胃袋(3)自宅でプデチゲ

11月も中旬に差し掛かってきた。夜になると少々肌寒い。こんな夜は鍋なんか最高にいいだろう・・。などと考えながら近所のスーパーで夕飯の食材を物色する週末なのである。
「そろそろ、あれの出番だな・・。」
と自前の石鍋を久しぶりに登板させようと思いついた。
「なら、ブデチゲで決まりだ。」
材料は、
にんにく、キムチ、辛ラーメン、スパム、ニラ、あとは適当に野菜・・・。


ガスコンロに石鍋を置き、点火。ごま油を引いてにんにくを炒める。この時にんにくは軽く潰しておくのが良い。そしてキムチを投入。少し炒めてからチキンスープを入れて煮込む・・。
そろそろスパムを投入するか・・・。
スパム缶の引き手を引っ張っると、リングプルだけ外れてしまった・・・・。


ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

「俺んち缶切りなかったんだ・・。どうしよ・・。」
こんな状態だと缶切りがないと、スパム君を開放してあげる事ができない・・・。
でも、なんか肉肉したものも鍋に入れたいのだ・・・。どうしたもんか・・。
「そういえば、ウィンナーがあったな。」
ということで、シャウエッセンでスパムの代行をすることにした。
辛ラーメンの乾めんを半分に割って投入。大久保で買ってきておいた、唐辛子をぶち込んで、ひたすら煮込む。
最後の仕上げは卵を落として、暫く弱火で煮込む。煮込む。煮込む・・・。
ニラを入れて少し余熱で煮込んで出来上がり。

ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
寒い夜は、やっぱりこれだな。
ちなみに、プデチゲとは部隊鍋という意味で韓国軍の若い兵士が共同生活をする中で生まれた鍋らしい。


2012年11月10日土曜日

孤独の胃袋(2)西荻窪・桃井のパットキーマオカイダオ

そろそろ髪が伸びてきたので切らないとうざったくなる。この前切ったのは2ヶ月前だったかな・・・。おいらの髪は硬くて太いからちょっと伸びてくると、イガ栗のような頭になっちゃうんだよね・・・。
ということで、今日は髪を切る日にした。行きつけのお店は理容室とかではなく、美容室ってやつだ。以前住んでいた西荻窪の桃井にある美容室まで、バスで通っている。大体一、二ヶ月に一回のペースだ。髪を切りに行く時は大抵ランチタイムで、いつもお気に入りのタイ料理屋さんでランチを食べてから美容室へ向かうので、必ずその日の腹具合はタイ料理になっている。
バスを降りて向かうのは「トムヤムクン」というお店。店の料理人、スタッフは全員タイ人女性である。店内はタイポップのビデオCD(グラミー)が上映されていて、なかなか雰囲気も良いのだ。
店内に入ると
「サワディーカー。」
と店員さんみんな(といっても3人しかいないが)が、ワイをして挨拶してくれる。
「さて、今日は何を食うかな・・・」
ガパオ、パッタイ、バミー・・・ランチタイムの料理はだいたい食べ尽くしている。
ふと、週替りランチメニューを見ると、
パットキーマオカイダオ
という料理がイチオシのように掲載されていた。
「これだな・・。うん。これだ。」
メニューの写真は太麺を炒めたパッタイ風なのだが、カイダオ(目玉焼き)がトッピングされていて、見た目だけでオイラの食欲を加速させる。
「アオ・アンニー(これ頂戴)」
とメニューを指さして注文した。
「辛くしますか?」といつものごとく確認される。これは「辛くしたほうがいいですよね?」という確認だと思ってる。
「モチロン。」
と頷くと、ニコッと笑顔で厨房にオーダーを入れてくれた。
・・・・

さて、”パットキーマオ・カイダオ”ってのはどんな味なんだ?
フォークで幅広麺を絡めて、一口してみる・・・。
「お、パッタイなのか?? いや、ピリッと辛いぞ。」
「味はパッタイみたいだけど、辛さが効いてる。」
「アローイ(美味い)」
しかも、カイダオを崩して麺に絡めて食べるとこれまたマイルドになってアローイ。
食べれば食べるほど、脳天から汗が出てくる・・。たまらん。
ちなみに
”パット”とは”炒める”
”キーマオ”とは”辛くする”
という意味らしい。
これで、年末年始のタイが盛り上がってきた。
美味しゅうございました。

2012年11月3日土曜日

孤独の胃袋(1) 武蔵関のオムライス

最近、深夜番組の「孤独のグルメ」にハマっている。主人公の井之頭五郎が出張先の街で自分の今日の腹具合と相談しながら美味い飯にありつくという、至ってシンプルな30分もののドラマだ。見ず知らずの店に入り、メニューから食いたいものを選んで食べるだけなのだが、その主人公の食べている最中の自問自答が楽しい。

「今日の俺は何腹なんだ??」
「美味い!美味いじゃないか!!」
「なんだろう、この美味さは??」

あまり考えずに取り敢えず感で食事を食べて、はいご馳走様でした。
というのでは、せっかくのご飯も楽しくない。一口一口に一喜一憂しながら頭の中で感想を言葉にしてかみしめて食べるのも楽しそうだなぁ。と毎週欠かさず観ている番組なのである。主役の、松重豊もコミカルかつ渋くてなかなかいい味を出している。

今日は朝からなんかケチャップ系の昼ごはんが食べたくなっていた。
「今日は定番のナポリタンか?」
「いやいや。たまには違ったものもいいかもしれない。でもケチャップは捨てがたい・・。」「ジョイのナポリタンは目玉焼きが乗ってて、俺の胃袋鷲掴みするんだよな・・。」
などと、胃袋と相談しながら駅前の喫茶店「ジョイ」へ。ふと店先で「オムライス(限定品)」のメニューが目に付いた。
「これだ!」「オムライス下さい。」


出てきたのは、まったくもってシンプルなオムライスだった。
卵焼きは若干固まりきっていないトロトロ状態。
「いいぞ。うん。美味そうだ。」
スプーンを卵の上から差し込みライスと一緒に口に運ぶ・・・。
「お、なんだチキンライスじゃないなこれ、ウィンナーじゃないか。しかも皮なしの安っぽい奴だ。」
卵焼きの中のケチャップライスを掻き出してみると、玉ねぎ、ピーマン、皮なしウィンナーが出てきた。

「なんだ、ナポリタンと同じ具材を使ってるんだ。」
「いいんじゃないか?これ。」
元々、ナポリタン食べようか悩んでたから、
なんか
「一粒で二度美味しい・アーモンドグリコ状態じゃないか。」
などと、ちょっと楽しいひとりランチをしたのでした。
夕飯時は俺は何腹になってるんだろう?