2012年11月3日土曜日

孤独の胃袋(1) 武蔵関のオムライス

最近、深夜番組の「孤独のグルメ」にハマっている。主人公の井之頭五郎が出張先の街で自分の今日の腹具合と相談しながら美味い飯にありつくという、至ってシンプルな30分もののドラマだ。見ず知らずの店に入り、メニューから食いたいものを選んで食べるだけなのだが、その主人公の食べている最中の自問自答が楽しい。

「今日の俺は何腹なんだ??」
「美味い!美味いじゃないか!!」
「なんだろう、この美味さは??」

あまり考えずに取り敢えず感で食事を食べて、はいご馳走様でした。
というのでは、せっかくのご飯も楽しくない。一口一口に一喜一憂しながら頭の中で感想を言葉にしてかみしめて食べるのも楽しそうだなぁ。と毎週欠かさず観ている番組なのである。主役の、松重豊もコミカルかつ渋くてなかなかいい味を出している。

今日は朝からなんかケチャップ系の昼ごはんが食べたくなっていた。
「今日は定番のナポリタンか?」
「いやいや。たまには違ったものもいいかもしれない。でもケチャップは捨てがたい・・。」「ジョイのナポリタンは目玉焼きが乗ってて、俺の胃袋鷲掴みするんだよな・・。」
などと、胃袋と相談しながら駅前の喫茶店「ジョイ」へ。ふと店先で「オムライス(限定品)」のメニューが目に付いた。
「これだ!」「オムライス下さい。」


出てきたのは、まったくもってシンプルなオムライスだった。
卵焼きは若干固まりきっていないトロトロ状態。
「いいぞ。うん。美味そうだ。」
スプーンを卵の上から差し込みライスと一緒に口に運ぶ・・・。
「お、なんだチキンライスじゃないなこれ、ウィンナーじゃないか。しかも皮なしの安っぽい奴だ。」
卵焼きの中のケチャップライスを掻き出してみると、玉ねぎ、ピーマン、皮なしウィンナーが出てきた。

「なんだ、ナポリタンと同じ具材を使ってるんだ。」
「いいんじゃないか?これ。」
元々、ナポリタン食べようか悩んでたから、
なんか
「一粒で二度美味しい・アーモンドグリコ状態じゃないか。」
などと、ちょっと楽しいひとりランチをしたのでした。
夕飯時は俺は何腹になってるんだろう?

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