2011年9月18日日曜日

パムッカレでノンビリ。

カッパドキアのギョレメ・オトガルを21:00にバスは出発した。今回のバスはかなりゆったり目にシートが設定されていたので、リクライニングもかなり倒せた。もしかすると旅客機のエコノミーよりも快適かもしれない。イスタンブールからカッパドキアまでのバスもそうだったが、乗車すると必ずチャイ(といってもティーパックだが)が配られる。そして十時間をこえる移動の始まりだ。バスの移動はこれで二回目だがラオスなどとは快適さが圧倒的にトルコが素晴らしい。ただ難を言えば道が全て綺麗に整備されていないために多少揺れる。可哀想なのは子供達で必ず道中で一人は車酔いで車内が大変な事になった。

十時間後。バスを乗り換えパムッカレ村に到着。朝七時だ。
とりあえずリュックを背負い、街中を歩いて回ったが何もない小さい村だった。流石に観光地のお膝元なので多少の宿やレストランはある。
パムッカレ名所として知られている石灰石でできた棚田を見にいってみた。目の前に真っ白な高台が見える。入り口で20TLも支払い靴を抜いでは出しで石灰石でできた坂道を登って行く。
道には水が流れていて足元が気持ち良いし、朝日に反射してキラキラ光ってきれいだ。
高台まで登り切ると、あの雑誌やテレビで有名な石灰棚そこを流れ落ちる沢山の青い水を期待していた。
が、水が張っているのは一部の棚田だけであとは水なし。かなりがっかりした。近くに座っていたガイドさんによれば、時刻や隔日で水を貼る石灰棚のブロックを変えて入りのだそうだ。
どうやら石灰棚保護のためだそうでこれからどこに水が流されるのかは警備員も知らなかった。
それでも一部のブロックで満面に水が張られた棚を見つけることができた。水面は薄いブルーで数十ある棚が段々に並んでいる。
まぁこんなもんだろう。写真に撮ればよく見えるはずだ。

宿探しは意外に早く決められた。すぐにでもシャワーを浴びて横になりたい。20ドルでエアコン付きで感じのいいオバさんがやっている宿に決めた。少し昼寝をしてから遅い昼飯にでかけた。近くにはロカンタと呼ばれる食堂はないようで、ケバブ屋かパンケーキ屋くらいしかない。取り合えずミニハンバーグのようなキョフテとEfffesビールで乾いた喉と胃袋のご機嫌とった。

トルコではお茶が安く飲めるが、オレンジティーやアップルティーはほとんどジュースを温めたもののようなので、あまり有難がらなくてもいいかも。

夕方もう一度石灰棚にサンセットを撮りに出かけた。朝購入したチケットは一度きりの入園らしく再度20リラ払わされた。
朝は日本人観光客のグループがどさぁっとやって来ていたが、午後になると水着姿の欧米人ばかりになっていた。確かに石灰石段々畑と青白く濁った水のコントラストを楽しむには朝の方がいいのかもしれない。なんいせよ今日の水の出し方は少ない方で観光客にはアンラッキーのようだ。

夕陽に照らされたパムッカレの石灰棚は淡いオレンジ色に染まり夕陽は紅く山々稜線をくっきり映し出してくれる。
視界に入り切らないほどの風景が紅く染まり夕陽は山の向こうに沈んんで行った。夕陽好きの私にとっては何とも言えないご馳走を食べる瞬間なのである。
この夕陽を見るだけでもパムッカレに一泊する価値はあると思う。

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