2011年9月20日火曜日

ヘベレケ@セルチュク

パムッカレは今日で最後。昨晩結構いい写真が撮れたので満足しながら朝の荷造りをしてチェックアウトした。
次に向かうは、取り敢えずの土地エフェス。
ここは古代ギリシャの遺跡が残っている土地らしい。多くの日本人の旅行者がここに行きたいと言っていた。あまりその辺に興味がないので、まぁとりあえずどんなもんかな?と思って進路をエフェスの玄関となっているセルチュクにしたわけだ。
パムッカレから、中型バスで3時間弱で到着する。途中、イスラム特有の未婚の男女同席は禁止というルールを知らない欧米人カップルがバスの中でトラブルを起こしていた。
イスラムでは未婚の男女が同席してはいけないという決まりがあるらしい。なのでバス会社でチケットを取るとチケットには男か女かきちんと記載されている。男同士、女同士、家族なら問題ないらしい。でもどうやって結婚してるかしてないか見分けるんだろ・・・。

セルチュクのオトガル(バスターミナル)に到着。取り急ぎ宿を探す。オトガル近くの宿に30リラで一泊することに決定。
宿の親父が言うにはエフェスまでは歩いていけるよとの事なので、歩いていってみたら、これがビックリ40分も歩いちまった。宿の前の道をただひたすら歩くだけなのだか、結構遠い。
エフェスの遺跡に入園するにはこれまた20リラとられる。
よくよく考えると、トルコの遺跡って入園料が高い。これが一番のぼったくりかもしれない。
パムッカレの宿の親父も、「俺も5年もあの中には入ってない。入園料が高いから頭に来てる。」
といっていた。
エフェス遺跡の中は、まぁいろいろ朽ち果てた石の建物がたくさんあるという感じだ。個人的にはなんかピンとこないというか感動もあまりない。なんか物寂しさしか感じない場所だ。
世界史もあまり好きじゃなかったし、タクシーの運ちゃんがオススメする、「聖母マリアの家」というのも特にグッとこない。こう言ってしまうと、興味のある皆さんには申し訳ないのだが、マリアの家といっても、「イエス君の母ちゃんの実家」程度の感覚なので、どうしても行きたいとは思わない。
残念ながら曹洞宗の人なので・・・。キリスト教信者なら物凄く行きたい場所なのだろうなぁ。
ギリシャ神話が好きだったり、世界史が好きだったりするなら非常に楽しい場所なのだろうが、私残念ながら日本史の人なのでした。全てが無機質かつ荒廃的な感じなのでエネルギーを感じない。カッパドキアやパムッカレは自然が作った景観なので迫力がある。この違いはどうしようも無いね。

エフェス遺跡には出口が二つある。メインゲートには帰りのバスはないので注意が必要だ。バスに乗り込むと、40分もかけて来た道のりが数分で片がつく。バスの中で
「この街はもういいや」と思い、オトガルでチャイをすすりながら次の目的地を考えていた。ガイドブックから温泉地という文字が目に入った。その街には多くのハマムがあるらしい。しかもお手頃価格で。街の名前はブルサ。早速バスチケット35リラを購入した。

夕飯の時間。近くのロカンタという食堂に入ってビールをいっぱいやりながら飯にした。ふと、メニューを見るとRAKI(ラク)の文字が・・・。トルコの地酒だ。RAKIは蒸留酒でアルコール度数が40〜50%あるらしい。とりあえず飲んでおけ!という事が重要なので試して見た。グラスに半分くらい継がれたRAKIは無色透明なのだが、水割りにすると白濁する。「ライオンのミルク」とも呼ばれているらしい。味はかなりアルコールのパンチが効いている。一杯飲むだけで結構いい感じになる。
ビール一杯とRAKI一杯で結構いい感じになっちゃった。今日は梯子酒でも・・・。と別のBARに入ると今度はEFES EXTRAを勧められた。ビールで 7.5%アルコール度数はかなり高い。
ビールというより、焼酎の多いホッピーって感じだ。これが大ジョッキで5リラだから安い。かなりお手軽に酔っ払える。
もう、いい気持ちになったので、寝る。

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