2011年7月31日日曜日

Go Go!! 韓国。本編

今日から二泊三日で久しぶりの韓国だ。初めての羽田国際線ターミナルは以外と小さい感じがした。
そんなに店舗も多くないし、食べ物屋も出国後は少なくなる。
ただ、ありがたいことにSKY LOUNGEは、各航空会社共同経営のようで、エコノミークラスでもクレジットカードがゴールドなら利用できる。利用できるのはドリンク類だけのようだが、時間つぶしができる。

今回はラッキーなことにビジネスにアップグレードされていた。2時間程度のフライトだけどこれまたありがたい。日本に心配事が残ってるのだが、来週まではどうにもならないので、週末はソウルで楽しんでやる。まずは機内でワイン飲みまくってやるか・・・。



ビジネスクラスのユッタリシートで缶ビール2本と白ワイン1本を空けて、機内食も完食して、ノンビリし始めたと思ったらもう金浦空港に到着。
到着ロビーには既に先入りされていたmomotoshiさんとsakathaiさんがお出迎えしてくれた。
これから、北朝鮮との国境町パジュ市へ鰻を食べに向かうのだ。タクシーを一日チャーターしていざ出発。

タクシーの運転手イさんが言うには、この数日間の大雨は百年ぶりの豪雨だったそうで、多くの場所で水没や浸水が起きていそうだ。幸いにも今日は雨が止んで晴れている。そんな話をしながらソウル市内流れる漢江沿いを走っていると、何時の間にか有刺鉄線が貼られたフェンスが目に付いてきた。一定間隔で見張り小屋があり、兵士が出入りして入る。
どうやら、脱北者などの侵入を防いでいるらしい。川の向こうは霞がかった緑の低い山々が風景画のように広がっている。北朝鮮だ。これからその国境を流れるイムジン川沿いで鰻を食べる。

伴鴎亭ナルトチプ(鰻屋)

金浦空港から車で一時間程度の坡州(パジュ)と言う町にきた。店構えは歴史が有りそうでしかも広い。建物の中を通り抜け、川沿いにで出ると庭になっていて、座敷がある。そこで食事ができるようになっていらしい。
座敷に上がり木陰で過ごしやすいのでノンビリできるのだが、すぐ横は有刺鉄線が貼られたフェンス。
ちょっと緊張感もある。

鰻(장어)が一人前₩30,000。注文するとテーブルごと座敷に持ってくる。既にテーブルにはキムチやサンチュなどが並べられており、後は鰻待ちだ。
店の軒下では数人のアジュンマ達が鰻をタレにつけて焼いている。その煙がこれまたいいにおいだ。
やってきた鰻クンは既に切り分けられており、これをサンチュやエゴマの葉、ナムル、生姜などと一緒に巻いて食べる。鰻が肉厚なので食べ応えがある。脂ののりも抜群だ。
屋内で見た生簀には、ナマズかと思うくらい極太の鰻がウヨウヨしていた。これは肉厚で脂ののりもいいはずだ。

屋外の過ごしやすい木陰で、北との国境をの川を有刺鉄線越しに眺めながら食す鰻は最高であった。

オドゥ山統一展望台


鰻で満腹になった鰻屋からクルマで30分程度の所に、北朝鮮側を眺められる「オドゥ山統一展望台」がある。
展望台からはイムジン川を挟んで向こう側に北朝鮮の土地が見える。最上階の展望室では北朝鮮と韓国との関係や向こう側に見える北朝鮮の町には殆ど人が住んでおらず、国繁のアピールをするための
飾りであるらしきことも言っていた。手前の韓国は道路も舗装されクルマも行き交い、ビルも立っているが川向こうは、人が住んでいるような街というような眺めは確認できない。
これほど差があるものなのかと、北と南の差を生で感じられる場所だった。
展望台には、北朝鮮の特産物や住まい、学校の模型などが展示されている。それらは日本の昭和初期のレベルのシロモノだった。









ペダリ酒博物館
ここではマッコリの製造販売を行っているので、4本セットを購入一本200円しないのだが、ホテルに持ち帰って飲んだら飲みやすく美味しゅうございました。


2日目は、東大門と南大門を散歩が中心。

オジャンドンフンナムチプ
でランチ。11時過ぎに行ったら既に満席に近い状態だった。ここは二回目だが、この店のビビン冷麺以上に美味いビビン冷麺は食ったことがないと言えるほど美味い。
ここのオーナー一家は北朝鮮からの避難民で1953年から今までずっと、故郷の興南(フンナム)の味を守り続けているらしい。
まずはテーブルにつくと、ヤカンとステンレスの湯飲みが出てくる。ヤカンの中には牛骨でダシを取ったスープ(ユクス)が入っている。食事前にこれを飲むと胃が活性化する感じがする。
まさに五臓六腑に染み渡るって感じで美味いのだ。
メニューは冷麺だけだが、辛いビビン冷麺と普通の水冷麺などがある。どれも美味しいらしいが、やはりオススメはエイの刺身が入っているフェ・ビビン冷麺のようだ。(momotoshiさん談)
私は普通のビビン冷麺を食べたが、麺が物凄く細くしかも腰がある。辛味噌も辛すぎず甘すぎずでいい辛さだ。もうこれは美味いとしか表現できないので、どれだけ美味いかを知りたかったら
お店に行ってください。全ての冷麺は₩8,000とお安いのもイイ。



大都食堂(テドシクタン)本店

地下鉄2号線上往十里駅から歩いて10分程度の場所にある焼肉屋さんで二日目の夕食。
ここは、日テレの"Music Lovers"でKARAの特集が組まれたときに紹介されていたお店である。韓国焼肉といえば甘めのタレに漬けられた"カルビ"が有名だが、この店は
韓国牛ロースをそのまま焼いて胡椒入ごま油と辛味噌で和えたネギでいただくのだ。
牛肉のそのままのウマさを味わいたいならこれは最高である。

店の前には土曜の7時過ぎで既に数組の家族が入り口で待ち行列を作っていた。予約もせずに店に来たのですごい待たされるかな?と若干ビビったが、本店の横に離れがあってそちらに行けということで
来店して15分ほどでテーブルに吸われた。

このお店のメニューはこの肉だけで、座っていると勝手に肉が出てくる。すき焼き鍋のような黒光りした浅めの鍋にラードが放りこまれて準備OK。
韓牛ロースのおでましだ。鍋の中に肉を放りこみミディアムレア状態で食べると肉の甘味と柔らかさを堪能できる。
三人モクモクと焼いては食べと一気に三人前を平らげた。




するとアジュンマがカクテキを持ってきて鍋にぶち込んで炒め始めた。
アジュンマの焼き飯をつくる手際が物凄い。あっという間に白飯がキムチ色になっていい匂いがしてきた。ついついその手つきに見惚れてしまった。



出来上がったのは締めのカクテキチャーハン(カクトゥギポックンパ)だ。これがまた美味い。辛さとカクテキの酸っぱい感じが焼き飯にベストマッチである。
流石に韓牛一筋40年の気合が感じられたイイお店だった。
残念ながらKARAのジヨンには会うことはできなかった。(当たり前か)

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