2011年4月29日金曜日

カトマンドゥー。

4月28日
10:15バンコク発のTGで着いたところはカトマンドゥ。約4時間のフライトである。ネパールは始めての国なので、ちょっとドキドキ感がある。入国にはビザが必要なためイミグレで入国審査とビザを同時に発行してもらうことができるのだが、到着便が多い時間帯だと長蛇の列になるため、予めビザは取得しておいたほうがよさそうだ。ビザの申請には写真が必要なので、持っていない場合はイミグレの側にあるフォトサービスで460ルピーで安物のデジカメで写真を撮ってもらうしかない。ビザを取得するには25ドルの現金が必要だ。
空港を出ると市内まではタクシーしか手段がない。
取り合えず、500ルピーで一番賑やかだというタメルチョークまで行ってもらうことにした。
タクシーは普通車のオンボロで、助手席に兄ちゃんが乗って来た。「恐らく、自分のゲストハウスに勧誘しようという腹なんだろう。」
と思ったら、早速挨拶をして来た、やはりゲストハウスやツアーの誘いだった。ビンゴ。
「もしよかったら、私のゲストハウス見ていかないか?気に入らなかったら無理に泊まってくれとはいいません。ノープロブレム。」このトークの連発である。
この手の勧誘には基本的にニコニコしながら、全てNOと答えることにしている。
積極的な勧誘を断りつつ街中にはいると、クラクションを鳴らしながら右往左往する車とバイク、立ち昇るホコリ、道端にはゴミが散乱している。
未だかつてこれほど汚い街に来たことがない。ちょっとドン引きした。しかも、全て苦手なインド人風味の人々なのだ。うーむ、ここで一週間暮らせるのか??
ちょっと不安になってきたぞ。
タクシーをさっさと降り、ホテル探しを始めた。始めての街は勝手がわからないので、まずは自分がどこにいるか周囲のランドマークになりそうな建物を見つけて、「地球の歩き方」を頼りに位置を割り出す。
しかし、ほとんど目立った建物がなく雑居ビルばかりで位置を割り出すのに数十分かかってしまった。
街は路地が入り組んでおり、小型自動車やバイクがひっきりなしに行き交う。しかも歩行者をたまに引っ掛ける。ベトナムよりたちが悪いぞ。

街の喧騒に飲まれそうになりながら、なんとかかんとかホテルを決めた。ホテルの名前はNatureHotelという。一泊20ドル。居心地はあまりいいとは言えないかもしれないが、屋上からカトマンドゥの街を一望できるのが気に入った。二泊ほどお世話になろう。
部屋に入り電気を付けたが、全く灯りがつかない。フロントに尋ねると、14:00から夕方までに停電だそうだ。カトマンドゥでは毎日計画停電があるらしく、その間はエレベーターなどは停止してしまう。電気が完全に回復するのは夜22:00なのだそうだ。

部屋にいても仕方ないので、遅い昼飯を食べに散歩がてら出かけた。
近くにあった、MoMoStarという店で
エベレストビール大瓶 220ルピー
モモスペシャル 65ルピー
を頼んだ。モモというのは餃子のことだ。カレー風みのツケだれで蒸し餃子をいただく。まぁ、普通。

タメル地区をは古い街らしく細い路地と半壊しているような建物が密集している。路地には人とバイクと車が密集し、揉みくちゃになっている。もう、カオスだ。路地の途中には眼の描かれた仏塔が立っている。この辺がネパールっぽい風景なのだろう。

後からホテルの日本語が流暢なオヤジに聞いたのだが、政策により山岳地帯の人々がカトマンドゥにおりてきて住み着く様になったので、人が溢れ始めたとのこと。おかげで水不足、電気不足になっているらしい。しかも、ローカルフードはオススメしないとのこと。やはり水が危ないらしい。「ちゃんとしてない店はフィルタを通してない汲み上げ水を使ってるから地元民だって腹壊すから食わないよ。」とのこと。
今まで行った土地より、注意が必要そうだ。
ネパールという国に慣れることができるのか、ちょっと不安だが、そう考えてても仕方ないので取り敢えず夕飯食ってさっさと寝ることにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿