2010年5月3日月曜日

無理はしない方がいい。

ルアンパバーンから10時間のVIPバスでの移動も終え、ビエンチャンにいたりする。
昨夜はバス移動と前の晩のマッサージの「揉み返し」のおかげで宿に着くなりダウンした。
まずバスがひどかった。ルアンパバーン~ビエンチャンのVIPバスで12500Kipなのだが、バスの席はリクライニングは動かない、エアコンも出てくるのは送風で冷たくない。しかも私の座席は足元が狭く足が伸ばせない。これで「10時間か・・・。」すでに先々の辛さが見えてきた。
バスはバンビエン経由ビエンチャンの山道を右に左にロールしながら突っ走る。小一時間もすると尻が痛くなり難しいながらも姿勢を変えて体をリフレッシュする。旅程の後半になると満席のせいか社内の空気が悪くなり、蒸し暑く気分が悪くなった。しかも横に座っているベトナムから来たらしい若者の体臭が入混じりかなり鼻が曲がるような思いで数時間を過ごした。足は伸ばせない、席を立ってリフレッシュでもできず、鼻が曲がるような悪い空気の中の道中は本当にきつかった。
そういえば、朝サンドウィッチしか食っていない、昼は体がだるくて飯も食えなかった。
だんだん体力が削がれていく感じがした。
ビエンチャンのバスターミナルに降りて体を伸ばし、空気を大きく吸ってリフレッシュできたときは少しであるが生き返った気分になった。
なんにしても体がだるい。なんとか行きつけの宿までたどり着いたときは体の節々が痛くなり思うように体が動かせなくなっていた。しかも何もくっていない上に水分を取りすぎたのか下痢気味。
その夜は、そのままベッドでのたうちまわりながら気を失う様に寝てしまった。
今考えると、あのだるさはバス移動のつらさだけではなくルアンパバーンの最後の夜にしてもらったマッサージの揉み返しだったのだろう。体の節々があれだけ痛くなった経験は風邪を引いたときか、下手なマッサージ師のマッサージを受けた後日くらいなもんだ。

一晩、ぐっすり眠ったおかげで朝から快調だ。
早速、メコン川まで散歩に出かけた。すると川岸が工事されている。どうやら2010年10月にこの一帯は公園になるらしい。以前あった野っ原とビアラオのマークが付いたクルージング船はなくなっていた。ちょっと寂しい。
ビエンチャンを訪れたときには必ずよることに決めていたVPOというレストランも無くなっていた。あの店はどこに移動したのだろう・・・・。カオチーが美味かったのになぁ。

少し歩いて軽い朝飯をとる。カオ・ビヤック・センという米麺のソバをすすりながら久しぶりにありつけた食べ物に幸せを感じていた。
しかも薄味のダシの効いたスープが体に優しくしみわたる。ありがたや・・・。
余裕が出てきたところで、バンコクに戻る準備をしようかと思い、航空券を買いにでかける。私は現地で航空券を買う場合、代理店のカウンターにカワイイ子が座っているかどうかでその代理店に入るかどうかを決めるという、極めて不純な動機で行動する。いくつかの代理店を覗きながら、「おっ!」と感じた店に入った。カウンターには高嶋ちさ子似の女性。歳は20代後半くらいだろうか、非常にかわいい感じの人だった。残念なことは歯の矯正をしていて笑う度にキラッと金属の矯正器が見えてしまうことだった。TGの$145のチケットを購入。発券まで時間がかかるから、「キャンディでもどうぞ。」と手元の飴を笑顔で渡してくれたのが印象的だった。

暑い昼下がり、街中を散歩する。アテはないのだがとりあえず目についたところまでいってみる。この繰り返し。タラートサオというラオス最大のショッピングモールまで歩き、建物の中に入って冷房で涼み、また外に出て歩き出す。近くに大きな門のようなモノが見えたのでそこまで歩いてみる。どうやらパツゥーサイという戦没者慰霊碑らしい。1960年代に建設が始まったらしいが、未
完成とのこと。内部に入ると階段がありKip3000で上まで登れる。
まぁ時間はたっぷりあるし、昨日の運動不足を解消するにも調度良いので最上階まで登ってみたりする。最上階からはビエンチャンの街が一望できたが、残念ながらメコン川は建物の影にはいってしまっていて見ることができなかった。
最後にサウナに入り散歩でかいた汗を流して夕方をむかえるという、これぞ御気楽な旅である。

夜は工事されているメコン川の川岸に並んだ屋台でビアラオをと40000Kipもしたスルメをかみしめながら、曇って夕日が見えないイマイチなメコン川との別れを惜しんだ。
今回はメコン川の向こうに沈む夕日を見ることができなかったがこれもめぐり合わせだ、またくれば良いこと。
やっぱり無理はせずにマイペースが一番幸せだと思う。

3 件のコメント:

  1. そうだ!サテーを食べに行こう2010年5月4日 2:37

    バスの旅大変でしたね。。。苦笑
    鼻が利くwoothaiさんにとってはさぞ辛かったことでしょう。

    最後にupされている写真
    かなり気に入りました。゚(*゚´∀`゚)゚ノ彡☆

    旅ももう終盤かと思いますが、楽しんで、気をつけて帰ってきて下さい♪

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  2. ははは、なんか俺とは正反対のバケーションですな。

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  3. サテーさん>
    そうなんですよぉ。汗と体臭の臭いがきつくてきつくて・・。
    臭いマニアの私には残酷すぎる数時間でした。
    最後の写真、実は私も気に入ってます。スルメを噛みしめるわびしさと、スルメの硬さを表現したつもりです。
    と言ってもほとんど、地ですが・・。(笑
    匿名さん>
    そう言っているのはHawaiにいるM君だね?

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