2010年5月5日水曜日

すごいぞタイ王国軍

ビエンチャンを発つ朝、ゆっくり起きてのんびり朝飯にした。最近、食生活の調子が悪い感じなので体に優しい(と勝手に信じている)麺を食べに出かけた。先日は米麺だったが今回は卵麺(中華麺)だ。やはりチキンスープが体にありがたい感じがする。
食後、一旦宿に戻り少し涼んでから空港へ向かう。ビエンチャンからバンコクへは約1時間と近い。搭乗前に空港からバンコク市内に向かうか、デモによる治安の悪化を避けて地方に向かうか思案していた。向かうならパタヤにしようかな・・・。なんて考えながらガイドブックを読んで時間をつぶす。
パタヤはまだ訪れたことがないのだ。基本的にオヤジ独りでリゾートはちょっと気がひけるので避けていたのだが、ガイドブックを読んでいると結構面白そうな場所が多い。ただ、これから向かったとしても2.5日くらいしかないので満喫は難しそうだ。そう考えていたら搭乗になったので、「まぁ、また次回ということで。」とあっさりあきらめてバンコク市内に向かうことにした。
TVやネットを見てバンコク市内が混乱しているのではと、ある程度覚悟はしていたが、スクンビットSoi11の周辺は、一週間前にバンコクを発った時とあまり変わっていなかった。
宿にチェックインしてちょっと様子を見に街に出てみた。NaNaの周辺は全くもって軍隊も警察もいないようだ。タクシーの運ちゃん曰く「ビルの中に潜んでるのさ・・」と言っていたがほんまかいな・・。
ASOK駅周辺には50m間隔で数人づつ軍隊が警備をしている。駅前には有刺鉄線の束が転がっていた。彼らの所持している銃を見ると銃床が木製の古臭いライフルだ。殺傷能力の低いゴム弾の散弾かウッドチチップ弾などの銃らしい。
デモ隊は見あたらないため警備目的で待機しているのだろう。ASOK周辺は小競り合いが多発しているシーロムやサイアム周辺のような緊張感はまだなさそうだ。
と、思っていたらBTSの下を走るスクンビット通りの中央分離帯の真ん中に一台の軍用トラックが停車して大音量で音楽を鳴らしている。
「なんだろう?」と思い、しばらく見ていると、トラックの荷台に乗っていた男女ペア兵隊さんが歌い出した!!しかも結構上手だし、ダンス付きだ。これってカラオケ??

近くに立っていた武装していない兵隊さんに「カラオケやってんの?」って聞いたら「そうだ。」だって。ちょっと愛嬌がなかったので、側にいたお姉さんに尋ねたら、「今バンコクは悪いニュースで旅行者が減っちゃって、みんなアンハッピーだからカラオケ歌ってハッピーにするんだって。」みたいなことを教えてくれた・・・・。

唖然とした。「すげぇなぁ。タイ王国軍」

この戦術は、本当に民衆に安堵感を与えるためだけのものなのか、それともここではないどこかでかなり激しいことをする前触れなのか・・。
あの歌を歌っていたのは兵士かそれともコスプレした本職の歌手なのか・・・。
わからないが日本の自衛隊はたぶんやらないな。こんなこと。
と夕飯のパッタイを食いながら、タイに居ることを改めて強く感じた。

2 件のコメント:

  1. ~~~ヾ(*´∇`*)おはよう♪ございます

    ほんと日本の自衛隊では考えられないですね!(≧ω≦。)

    確かに凄いですね^^;
    でもポジティブ?。。ハッピーにするって
    前向きでいいじゃないですかぁ

    返信削除
  2. さすがタイ人、発想が違いますね!
    ちょっと見に行きたいかも(笑)
    ラオスレポありがとうございました。
    今月半ばにパークセーから陸路で入ってみようかと思ってます。
    旅も終盤、バンコクライフを楽しんでください。

    返信削除