2010年9月4日土曜日

世界遺産の森

白神山地(しらかみさんち)は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる山地で、人の手が加えられていないブナの原生林からなる地域である。昭和29年発行国土地理院地勢図には白神山地の名称が使われているが、世界遺産登録以前には弘西山地(こうせいさんち)とも呼ばれていた。
全体の面積は13万haでそのうち約1万7千ha(169.7km²)がユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。青森県側の面積はそのうち74%の126.3km²を占め、残る43.4km²は秋田県北西部にあたる。なお、白神山地は法隆寺地域の仏教建造物、姫路城、屋久島とともに、1993年、日本で最初に世界遺産に登録された。
白神山地は、世界遺産登録地域の外側にも広大な山林を持ち、通常は、登録地域外も含めて呼ばれることが多い。その中でも特に林道などの整備が全く行われていなかった中心地域が世界遺産に登録されている。(Wikipedia)

そんなところへ、四十過ぎの男6人で二泊三日の同期旅行へ行ってきた。8時半発の新幹線「はやて」で青森県八戸駅へ。12月4日(なんと私の誕生日)に新青森駅まで全線開通するそうだ。
八戸のB級グルメである、「せんべい汁」をランチで頂いたが、それほど美味しいとは・・・。
レンタカーで一泊目の宿であ奥入瀬渓谷のホテル「奥入瀬渓流ホテル」へ向かう・・・。
実は、この旅行で最も気に入った場所がこの奥入瀬であったのだが、どうやら今回の幹事様のメインイベントは「白神山地」であったようである。
レンタカーでホテルへの曲がりくねった道を登って行くと、その道のすぐ横に水しぶきをあげ流れていく渓流が見えるのでとても楽しい。



一泊目の宿はこのホテル。三種類の温泉がある。外湯で渓流を見ながら温泉につかれる「八重九重の湯」がウリのようだ。ホテルから1時間間隔で湯まで送迎バスが出ている。男女入れ替え制らしいので、のんびりできる感じではないかもしれない。我々は面倒なので行かなかった。
食事は基本ビュッフェ形式らしいが使っている食材もいいものを使っている。なかなか美味しい。ここのオススメは「姫にんにくの天ぷら」だそうだ。芽が出かけているにんにくの実を天ぷらでいただく。にんにくの甘さとホクホク感がたまらない。
お腹いっぱいに夕食とお酒を頂き、「さて、これから飲むか・・・。」というのが以前だったが、最近はそのまま布団の上で、ちびちび酒を飲みながら、いつの間にか寝てしまう・・・。というなんともオッサンな状態。


二日目は八甲田山から大鰐へ入る。道中、「酸ヶ湯」という、かなり古びた温泉を見つけた。どうやら混浴らしいぞ。温泉の建物はかなり古いもので味がある。温泉自体も硫黄の臭いが強く、切り傷なんかがあると結構ヒリヒリしみる。この手の古い浴場でよく見る光景として浴槽の側の床で大の字になって寝てしまうオジサンがいらっしゃるのだ。これって本人は気持ちイイのだろうが、湯船に使っている人には、オジサンの見たくもない下半身を真下から覗くような状態で、否応なく視線に入ってきてしまう。これには困る。
勇気ある女性が入ってくるかな?と暫く待っていたが、残念だった・・・。

最終日
白神山地で3時間のトレッキングツアーに参加。世界遺産ということなのだが、ブナの原生林がどれほど凄いものかも分かっていないので、さして感動もなかった。なんか、田舎の裏山に登っている感じだ。とはいえ、こういう山地の湧き水なんかは自動販売機で買うミネラルウォーターより美味い。
冷たさも口当たりも良い。これだけでもよしとしよう。
「暗門の滝」は3つの大きな滝があり、滝の水しぶきが気持よかった。



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